【花筏】
@散った桜の花弁が水面に浮び流れるのを筏に見立てて、その風情を賞味した。
A晩春から初夏にかけて葉の上面中央に淡緑色の小花をつけるミズキ科の落葉低木が山地に自生しているが、この花が珍しいので筏に乗せた花と見立てて「花筏」と呼ぶ。雌雄異株で、別名を「ままこのき」という。
@の「花筏」は【落花】の傍題とする歳時記もある。Aの「花筏」は例句もごく少なく採り上げていない歳時記もある。ここでは@を主体に取り扱う。
有名な句に 『花筏寄りつ離れつ澱みつつ 中村 苑子』 がある。