Cat Fanciers' Association, Inc.
ジャッジング・プログラム・ルール
(1999年6月有効)
セクションT 定義
アプリカント(申請者)
21才以上で、CFAジャッジング・プログラム・アプリケーション・フォームとアプリケーション・フイーをジャッジング・プログラムのチェアバーソンに提出した人。
トレーニー(TR)
エグゼグティブ・ボードの2/3以上の賛成票を得てジャッジング・プログラムに参加を認められ、現在ブリード/デビジョン、カラークラスの評価に働き、アプレンティス・ジャッジの地位への昇進を考慮される前のトレーニングを行っているアプリカント。
プロベーショナリー・ステータス(見習いの地位)
エグゼグティブ・ボードによりトレーニー、アプレンティス・ジャッジ、またはリコンシダレーションの地位に承認された人が、通知又は説明なしでエグゼグティブ・ボ−ドの2/3の賛成票の投票により除名されることがある期間。勧告はこの行動のためにジャッジング・プログラム・コミッティーによってなされる場合もあり、なされない場合もある。
セクションU
ジャッジング・プログラムへのアプリケーション(申請)
A.申請のための公式の必要条件(審査員候補者)
1.アプリカント(申請者)は最低21才でなくてはいけない。
2.ジャッジング・プログラムへの申請のための全ての必要条件は、申請者がジャッジング・プログラム・チェアバーソンに提出された日付において満たされていなくてはいけない。
3.セクションU−Aの7と8の必要条件が両方のスペシャリティーで満たされるならばアプリカントはシングル・スペシャリティー又はダブル・スペシャリティーに申請してよい。
4.アプリカントは申請の直前、少なくとも3か月の間、最低サーティファイド・クラークのライセンスを持っていなければならない。これに加えて、アプリカントは3回のマスタークラークの任務を間違いの無いように完成させなければならない。
5.アプリカントは少なくとも7年間CFAに登録されたキャッテリー・ネームを持っていなくてはいけない。キャッテリー・レジストレーションのコピーを提出しなくてはいけない。
6.アプリカントは、クラブのメンバーとして5年以上継続して参加しているという記録を証明するCFAメンバー・クラブの手紙を少なくとも1通提出しなくてはいけない。(アプリカントが転居した場合はエグゼグティブ・ボードにより考慮される。)クラブ活動の詳細な、特定の履歴書を準備しなくてはいけない。ショー・マネージャー又はショー・セクレタリーとしての経験が望ましい。
7.アプリカントはCFAジャッジングプログラムへ最初のスペシャリティーに初めて通過するためには次の要求事項を満足しなければならない。
1.10年の継続したブリードの経験。ブリーディング経験の詳細な履歴が提出されなければならない。
2.アプリカントの最初のオーナー・ブリーダーである、登録されたリターの生年月日が提出されなければならない。アプリカント自身のキャッテリーネームの現行の登録のコピーが送られねばならない。
アプリカントは適切なスペシャリティーのアプリカントの最初の登録されたリターの生年月日から10年より早く申請を提出することはできない。
8.a.出陳:アプリカントは最低10頭の彼ら自身の繁殖の猫をCFAグランドチャンピョン/グランドプレミアのステータスに出陳していなければならない。代理出陳を含む出陳経験の詳細で明確な履歴が申請の一部として提出されなければならない。
アプリカントは自分の主な猫種のほかに1つかそれ以上の猫種の出陳を含む経験を持っていなければならない。詳細で明確なこれらの活動についての情報を明らかにすることが期待される。
b.アプリカントは彼ら自身の繁殖で十分にリジョナルウィナーのタイトルを獲得する段階の3頭の猫をショーに出していることが要求される。
9.アプリカントは申請がなされる適切なスペシャリティーのCFAジャッジーズスクールに出席することが要求される。
次はCFAのジャッジングプログラムに入ることを希望するFIFAと他の国際協会からのジャッジのための要求事項のリストである。それぞれの資格に従って、アプリカントはアプローバルペンディングより高い地位に認可されることはない。もしアプリカントが充分な長い期間オールブリードのジャッジであるなら、アプリカントはアプローバルペンディング、さもなくばアプローバルペンディング両スペシャリティーに考慮される。
1.7年間のキャッテリー登録
2.CFAと同じグランドの要求事項
3.サーティファイドリングクラークのライセンス
4.ジャッジが申請するCFAスペシャリティーの猫の認可
5.CFAジャッジングスクールへの出席
B.アプリケーションに対する非公式な必要条件(資質)
完全なジャッジには、スタンダードとメカニックの知識により大切な多くの事柄がある.それらの能力や性格の傾向の幾つかは次のようなものである:
1.アプリケーションに含まれる種類の猫のブリードをハンドリングする知識と技術。ブリード間にはそれぞれが最も好適に反応する扱い方について微妙な違いがある。
2.忍耐力と、内的及び外的なストレスと妨害があっても、神経質な猫を安心させるのに役立つ沈着な態度を維持する能力。
3.高慢でない自信。
4.あらゆる状態の下で、人間に対しても猫に対しても感情と気分をコントロールする能力。
5.確実で正当な決定に達し、迷ったり自信を失ったりすることなくその決定を貫く能力。
6.個人的な好みや先入観を除き、各エントリーを現行のCFAスタンダードのみに基づいて考慮する能力。
7.審査リングの完全コントロールを掌握しつつ、同時にそのリングで働く人達との調和と一致を維持する能力。
8.起こりうる不快な雰囲気と見物人からのコメントに直面して平静を保つ能力。9.観衆の注目を引きつけておくことができると同時に完全な威厳を保つ慎重なショーマンシップと、ショーの存在理由である猫を注目の焦点とし、それにより全ての猫の利益を強化する能力。常に脚光を浴びるべきものは猫である。
上記の条件は、CFAの名誉となるジャッジの目に見えない必須条件の全てではないが幾つかである。エグゼグティブ・ボードはメンバー・クラブ、ショーでの出陳者、そのようなショーに入場料を支払つて出席する人達に対し、CFAジャッジのタイトルを任せるべき人達にライセンスを与えることについて非常に注意し、選択を行うことの責任を厳しく自覚している。
CFAが誇るべきジャッジの要素であるこれらの目に見えない必要条件の多くは、生まれ付きであり、あるものは後天的である。或る人は全てのブリードに広く深く接する必要があり、それは余り短時間では達成できない。CFAジャッジになることを望んでいる各人が、ジャッジング・プログラムに申請を提出する前に、自分の現在の審査の可能性をショー・リングでエントリーを審査することを予期されるように客観的に見るほど十分な献身と審査の責任をとる準備ができていることが完全に確実になるまで待つという自制心を持つことが期待されている。ジャッジング・プログラムに承認された各アプリカントは、多くの人達の時間と努力を受けることになり、申請を出すのが早過ぎればそれらは無駄になってしまうのである。
セクションV 申請のメカニック
A.CFAジャッジング・プログラムヘの承認を申請したいと思う人は、ジャッジング・プログラム・チェアバーソンに書面で申請用紙を請求してよい。ジャッジング・プログラムに関する、適用されるルールと規定が、請求する各人に送られる。
B.アプリカントになろうとする人が、自分はジャッジング・プログラムへの承認を求める資格が十分にあると思ったら、申請用紙を正副2通記入する。オリジナルはジャッジング・プログラム・コミッティー・セクレタリーに返送する。コピーはそのようなアプリカントが住んでいるリジョンのリジョナル・ディレクターに送る。インターナショナルデビジョンのアプリカントはコピーをインターナショナルデビジョン・チェアーに送る。リジョナル・ディレクターあるいはインターナショナルデビジョン・チェアーは、効力を持つように送られた申請用紙に署名し、直接ジャッジング・プログラム・コミッティー・セクレタリーに送る。
C.アプリカントの最近のカラー写真と、アメリカ通貨でキャツト・ファンシアーズ・アソシエーション・インクに支払われるべき小切手又は郵便為替で、必要なアプリケーション・フィー200ドルを必ず申請書に添えてジャッジング・プログラム・チェアーパーソンに送る。アプリカントがジャッジング・プログラムに承認されなかった場合、戻される以外の100ドルのフィーはCFAが保管する。しかしそのようなアプリカントは1年後にプログラムへの承認を再申請してよい。再申請には新たに200ドルのアプリケーション・フィーが必要である。
D.アプリカントが申請書に載っている日付から30日以内に彼/彼女の申請を撤回したいと思った場合、彼/彼女はそうすることができ、アプリケーション・フィー(申請科)は払い戻される。そのようなアプリカントが再び申請を提出する前には1年間が過ぎていなくてはいけない。
E.アプリカントがプログラムに承認された場合、フィーの200ドルは、アプリカントがアプルーブド・ジャッジの地位に昇進される時までの活動のCFAの費用を部分的に賄う。
F.オールブリード・ジャッジへの申請は承認されない。
G.推薦事項:
1.アプリカントがキャツトショ−・ファンシーにおいて、その活動のために非常に尊敬されているので、彼/彼女がジャッジング・プログラムへの承認を申請する意志を明らかにした場合、クラブ及び個人がプレッシャ−をかけられることなく自発的に推薦状を送ることを望むという事態が予期されている.申請の必要条件を満たすために、現在ライセンスを持っているCFAジャッジやCFAボード・メンバーに人物保証を提出するように要請してはいけない。
2.少なくとも3つのCFAクラブからの公式な推薦が必要で、そのうち少なくとも2つはエグゼグティブ・ボードがアプリカントの承認を考慮する日付の前24か月の期間中にCFAショーを行ったクラブでなくてはいけない。クラブの推薦は定期的にスケジュールされたミーティングで討議され議事録に記録され、クラブの会長とセクレタリーの署名がなくてはいけない。
3.1つの出所から派生した複数の推薦は、1つの推薦と見なされる。
4.推薦状は直接ジャッジング・プログラム・チェアパーソンに送られ、マル秘扱いされなくてはいけない。推薦状又はそのコピーをアプリカントに送ってはならない、またアプリカントは推薦状の内覧を頼んではいけない。
セクションW ジャッジング・プログラムへの承認
A.ジャッジング・プログラムへの承認のための各アプリカントの名前はCFAアルマナックのCFAメンバー・エデイションで通知され、次に、全ての関連資料を含む完成された申請書がジャッジング・プログラム・コミッティーに到着した時から60日以上後に行われる最初のエグゼグティブ・ボードのミーティングに提出される。
B.ジャッジング・プログラム・コミッティーの勧告を充分に確認した後で、書面による投票が行われ、それぞれのボードメンバーの投票が確認される。出席しているエグゼグティブ・ボード・メンバーの2/3以上の賛成票がジャッジング・プログラムへの承認のために必要である。
C.国内又は国外の同様なアソシエーションでジャッジである、又はであった人からの申請は、同じ方法で処理され、受付けられる。背景の如何に拘らず全てのアプリカントは、定期的にスケジュールされたエグゼグティブ・ボード・ミーティングにおいてエグゼグティブ・ボードの投票によりジャッジング・プログラムに承認された時、カラークラスの仕事を完了することにより彼等の熟練を証明することが必要である。同様の組織での審査の経験はアプリカントに優先的な待遇を与えはしないが 5年間のCFAクラブ・メンバーシップ、7年間連続したブリーディングの経験、彼等自身のブリーディングによる3頭のグランド・チャンピョン/グランド・プレミアは、前のアソシエーションでの同様な業績により満たすことができる。彼等が同様のアソシエーションでどのくらい経験があるかに拘らず、ジャッジング・プログラムに承認された全てのアプリカントはアプレンティス、アプルーバル・ペンディングから完全なアプルーブドまで継続した段階を経なくてはいけない。
CFAエグゼグティブ・ボードは、任意に、特定の期間ジャッジング・プログラムへの承認の申請の受付けの一時停止を発表することができる。
エグゼグティブ・ボードは、アプリカントがどのように高く推薦されていても、スタンダード、ハンドリング、メカニックの理論的又は技術的な知識を実際に審査リングで実行することができるかどうかを決定することはできない。この理由で、ジャッジング・プログラムへの承認はトレーニーの地位に限られ、彼/彼女がジャッジング・プログラム・チェアパーソンとエグゼグティブ・ボードの満足の行くようにプログラムの種々の段階において彼/彼女の能力を示した後、始めてより高い地位に昇進するのである。どのような場合でも、プログラムのなかの段階が省略されることはない。示された全ての必要条件は縮小することのできない最低限度である。最大限度は限りない、そして仕事は彼/彼女の仕事を評価する監督者とジャッジング・プログラム・チェアパーソンに満足が行くと認められた時又は進歩が不足なため更に多くの仕事が必要ということがはっきりした時まで、どの段階においても与えられる。
アプリカントは、ひとたび承認されればプログラムから除名されることはないが、エグゼグティブ・ボードの出席しているメンバーの2/3の投票による場合を除く。