血統猫の目型について

血統猫の目の形には丸型、アーモンド型、楕円形の3つに大別できます。日本猫は楕円形に入りますが、混血猫はいろいろな形をしています。


山猫(小型)の目は、自然の山や林の中の生活に適したように、必要以上に大きかったり、出目であることはありません。しかし、血統猫は人々が「可愛らしさや美しさ」を追求するときに、しだいに大きな目が求められるようになりました。     

血統猫は目の大きさは基本的に大きいほうが良いとされますが、「まん丸できくて飛び出したような目」の代表はペルシャ猫とエキゾチックです。反対に、シャム猫系の猫種は「アーモンド形で中位の大きさ」とされ、丸くてとキョトンとして見えます。   

このように血統猫を比べてみると、目の形は品種によっていろいろな形をしていますが、頭蓋骨形の目の部分は、どの猫もほぼ似たようなもので、丸くくり貫かれていますし、眼球もほぼ丸いものです。そこに筋肉や皮膚などが重なって、「いろいろな目の形」を作っています。

目の形の分類(血統猫)

目の形

まん丸でより大きい 「まん丸でより大きいほうが良い猫種は、頭蓋骨も顔形もまん丸で、口元も短いのが特徴です」
ブリティッシュSH、バーミーズ、デボンレックス、エキゾチック、マンクス、ペルシャ、スコティッシュフォールド。

やや丸形で、より大きい コラット。

まん丸で、やや大きい 「まん丸で、やや大きい猫種」は、ボンベイ、 シャルトリュー、 ロシアンブルー。

やや丸形で、やや大きい 「やや丸形で、やや大きい猫種は、丸すぎたり、大きすぎるのは行けません」
アメリカンカール、  アメリカンSH、  アメリカンワイヤーヘア。

大きく見開かれている 「丸ではないが大きく見開かれている猫種」は、
メインクーンキャット、ターキッシュバン。


アーモンド形で、大きい 「アーモンド形で、大きいほうが良い猫種は、決して、目が飛び出してはいけません」
アビシニアン、エジプシャン、オシキャット、 シンガプーラ、ノルウェイジャンフォレストキャット、 ソマリ、 ターキッシュアンゴラ。


アーモンド形で中位 「アーモンド形で中位の大きさの猫種は、東洋風にやや釣り上がっているのが特徴で、丸かったり、大きすぎてはいけない」バリニーズ、  カラーポイントSH、 ジャバニーズ、 シャム、オリエンタル。
アーモンド形でやや大きい  トンキニーズ。

楕円形でより大きい ジャパニーズボブテール

楕円形でやや大きい コーニッシュレックス

楕円形で中位 ハバナブラウン。