〜副団長を語る〜




−カミュー編−


 レイブリックのことかい?
 うん、そうだね、彼はとても優秀だよ。頭も切れるし、周りをよくみている。もちろん、剣の腕だって申し分ないしね。
 特に、情報の早さにはほんと助けられてるよ。前は俺もスムーズに仕事を進めるためにいろいろと情報収集はしたんだけどね。いまはそんな時間があったら大事な人と一秒でも長く一緒にいたいって思うから、彼に任せっぱなしだよ。人間関係やら街でのトラブルやらいろいろ嗅ぎつけてくれるよ。
 え? あんなにほんわかと微笑んでばかりいる彼がそんな裏のある仕事ができるのかって?
 ふふ。彼の笑顔は武器なんだよ。あの笑顔に、どんな人間も心のガードを崩されているんだよ。もちろんやられたほうは気づきもしないけどね。
 彼を見た目どおりに評価していてはいけない。あの優しい笑みをそのまま鵜呑みしたら痛い目をみるよ。頭がいいだけじゃ、剣の腕が立つだけじゃ赤騎士団の副団長なんて地位には就けないんだから。それなりのしたたかさと狡さがなければ、ね。役に立たないんだよ。

 そうだね……彼を一言でいうなら、

「笑顔でもって人を斬る」

 かな。


 え? 青騎士団の団長・副団長をどう思うって?
 ……戦場では「蒼い双璧」とか言われてるらしいけど、確かに青騎士団では最強の二人だろうね。青騎士団の中では、だよ。赤青混合だったら、文句なく俺と彼なんだから。
 ……何がおかしい?






−マイクロトフ編−


 え? アドヴァンか?
 うむ……、そうだな。彼にはいつも助けられている。言葉は少ないが、その一言に重みがある。核心をついた助言をくれる。周りをよく見ているんだろうな。
 剣の腕も文句無しだ。昔は俺より強かったからな。いや、いまでも強いのかもしれない。俺相手には本気をださないだけで。
 無愛想? ああ、そうみえるかもしれないが、あいつは面倒見がいいぞ。口が悪いときはあるが、冷たいわけではない。そうでなければ部下に慕われないだろう?
 それとなく周りに気を配っているのがよくわかる。青騎士団がよくまとまっているのは彼のおかげだ。……俺は人の気持ちに疎いからな。あいつに任せっぱなしで申し訳ないとは思ってる。
 心から信頼できるやつだ。彼に軽蔑されることのないよう俺も日々精進したい。

 あいつを一言で? そうだな……

「ぶっきらぼうだが気配り屋」

 ……変か?


 え? 赤騎士団の団長・副団長をどう思うか?
 そうだな……。あれだけ顔立ちの奇麗な二人が並ぶと迫力あるな、と思う。い、いや、顔だけじゃなくて、実力ももちろん凄いのだが、知らないやつが見ればそんなことは思いもしないだろうな。
 ん? 「真紅の双剣」? ……そう呼ばれているのか?
 なるほどな。あの二人には似合いの言葉かもしれん。
 ……あいつが剣なら、俺は盾でありたいと思う。
 い、いや、いまのは聞かなかったことにしてくれっ





こんなカンジです


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