(11月17日)
「ただいま〜」
「ま〜」
「あら、おかえり」
「お邪魔してるわ」
「あ、珍しく2人とも揃ってる!」
「今日はお風呂休みだから」
「やっぱ2人揃ってると絵になりますなぁ!」
「だーかーらー。似てないって言ってるでしょ?双子ってとこいじんないでよ」
「もったいないなぁ…。それだけでウケとれるのに」
「別にウケとかとりたくないから。普通に生きたい」
「なにしてんの?これは…囲碁?」
「将棋よ…。見て解んないの?」
「そっか。囲碁は…あれか。オセロみたいなやつ」
「優衣菜もよく知らないな〜」
「こうやって、駒を交互に動かして、王様を倒すゲームよ」
「スパロボみたいなもんか」
「こういうのって、女の人はあんまりやらないイメージだけどなぁ…」
「そんな事ないわよ?プロで美人の棋士だっているし」
「私達は、子供の頃常連のじいさんの相手してたからね。おかげで、その辺のやつには負けないくらい強いわよ?」
「どれくらい強いの?」
「そこで罰ゲーム決定でノビてる人よりは」
「きゅう…」
「彩花、本当にゲーム弱いね…」
「なのに、やりたがるから不思議」
「さっきまで、彩花と私で対局してたのよ。で、サクッと勝っちゃったから、私と有希ならどっちが強いかって話になったの」
「なるほど。それでか…」
「でも、全裸で将棋ってシュール…」
「王手」
「嘘っ!」
「全裸で王手はもっとシュール」
戻る