(11月10日)(レズ萌え荘)
「はぁぁ〜、いい湯だったぁ」
「それはなにより」
「なんでついてくるの?」
「そりゃ、お腹満腹になるためよ」
「作ってあげて」
「はいはい。全くどいつもこいつも…。料理くらいしなさいよ…?」
「あ、片割れは?」
「だーかーら。双子だからって、いつも一緒に行動しないっつの」
「ご飯ご飯〜」
「じゃあ、優がご飯作ってる間、今日は何の日〜」
「賛成〜」
「くもみみたい」
「じゃあ、静香がくもじい」
「くもじい…?」
「お?一体、なんじゃこりは?」
「お。由希にゃん知ってるね〜」
「伊達に番台座って暇してないわよ。終わっちゃったけど」
「エレベーターの日」
「昔、私団地住んでたからエレベーターだったなぁ。レズ萌え荘より高い8階立ての」
「へぇ〜、静香んち昔は団地だったんだ」
「1階と4階と7階しか止まらない謎のエレベーターだったけど」
「優衣菜んちはマンションなんだけど、はるぴょんと一緒だと、つい全部の階押しちゃうんだよね〜」
「こら!」
「でも、最近の新しいエレベーターは、イタズラだって感知して、自動的にリセットされるらしいわよ」
「なんだぁ…」
「なんだ、じゃないだろ。本気でダメ」
「井戸の日」
「うちのお風呂は、井戸水を沸かしてるのよ?」
「…ひょっとして、それ言いにきた?」
「島唄の日」
「あ、それ優衣菜も知ってるよ?しまう〜たは風に乗り〜」
「断酒の日」
「それは出来ない相談ね」
「あんた、私と歳変わんないだろ」
「常連のおじいちゃんが、旅行先で美味しい日本酒買ってきてくれるのよ?断るわけにはいかないじゃない?せっかくなのに」
「しかも日本酒か。日本酒はきついなぁ…。ビールかハイボールしか」
「静香も飲んでんじゃん」
「あ、でもお酒飲んだ後にお風呂は入っちゃダメよ?そこはちゃんとしてるから」
「彩花は、あんまり飲んでるとこ見た事ないわね?」
「付き合い程度ね。車もあるから、あんまり飲む機会ないわね」
「皆さん、飲酒運転は絶対に止めましょう〜」
「罰則も超厳しくなったしね…。人生の息の根が止まる」
「お酒はほどほどに〜」
戻る