8月18日
そんな優衣菜の元に、ある日電話がきます。
これが夏休み真っ只中の、8月の15日…
「もしもし〜」
「あ!彩花だ!久しぶり〜!」
「こぉら。さまとかはいいけど、さんくらいつけろ?年上なんだぞ?」
「はいはい。年上だって事でしか威張れない、哀れな大人なんでちゅね〜彩花は」
「ぐぐっ…。相変わらず小憎たらしいわね…」
電話の相手は、初芝彩花さま。
私が所属するレズ宗教の教祖さま!…なんだけど、全然威厳がない、エロだ〜い好きのお姉さんなの!
「今日はお願いがあって電話したの」
「プレステ3買って!」
「私がお願いするの!」
「じゃあ、お願い聞くからプレステ3買って〜!じゃないと聞かな〜い!耳塞いじゃうもん!」
「あぁーもう!解った解った!考えとくから!」
「考えとくとか言って、買わない気でしょ〜?これだから大人は…」
「はいはい。私は汚い大人ですよー?…こほん。お願いって言うのはね…レズ萌え荘の一員になって欲しいんだ」
「レズ萌え荘…?」
「まあ、私達母淫での暮らしの、コンパクトなモデルハウスみたいなものよ?裸でエッチし放題の暮らし。どう?」
「ゲーム持ちこんでもいい?」
「いいよ。でも、昭和の暮らしをモチーフにしたいと思ってるから、やらない時は隠しておいてね?」
「は〜い…」
「じゃあOK?」
「一応、ママに聞いてみないと…」
「許可もうとった♪」
「えぇっ!?ママったら…」
うちのママも、母淫に入ってるんです!
うちは三人姉妹なんだけど、お母さんの遺伝なのか、私が一番レズっ気が強いんだ〜
「優も来るよ?」
「え…?お姉ちゃんが…?あぁー!彩花、優と拠りを戻そうとしてるんでしょー?元カノだからって…」
優は一番上のお姉ちゃんで、彩花とちっちゃい頃にお付き合いしてて、何年も恋人同士だったみたい。
全く…マセてるよねー?
「そ、そんな事はないから…。優とは…その…あんたみたいな子供には言えない複雑な悩みとかあるの!だから呼んだのよ!」
「ぶぅぅぅ…!人を子供扱いして〜!」
アヤしーい…
「優衣の奴は来るの?」
「来ないって。大人はみんな嫌いらしいわ」
「恥ずかしいなぁ…。あの反抗期バカ…」
優衣は真ん中のお姉ちゃんなんだけど、思春期で反抗期だから、もう手がつけられなくて…困っています。
「とにかく…優衣菜、じゃあ来てくれるかなっ?」
「いいともー!」
そんな訳で、私はそのレズ萌え荘に行く事になりました!
「この辺なんだけどなぁ…」
東京だ〜!
ビルすごぉい!高〜い!
レズ萌え荘がこの辺にあると聞いて、やってきました!
電車とか、1人じゃあんまり乗らないから、心配だったなぁ…。
でも、ここまで来れば…
「あ、あれれ?さっきの橋、渡っちゃいけなかったみたい…」
私は、地図が読めない女!…かもしれません。くすん。
全速力で走って、なんとかレズ萌え荘に着く事ができました。
「ボロ〜い…」
綺麗な高層マンションがいっぱい立ってたから期待してたのに…
超ボロ〜い!なにこれぇ!
「お邪魔しま〜す」
ドアを開けると、狭い玄関があって、そこには一見、ここにあると不自然な籠が置かれている。
「誰もいない…のかな?」
でも、籠の中には服や下着が入っている。
お風呂場でもないのに。
とりあえず、服が脱ぎ捨てられてる以上、人はいるみたい。
「優衣菜にも脱げって事…?」
彩花が、母淫での暮らしと同じって言ってたけど、母淫の信者はできるだけいつも、全裸でいるように言われてるの。
お互い、性的に刺激がある部分を丸出しにする事で、いつでもどこでもエッチできるように…だって!
「脱ぎ脱ぎ〜♪」
脱衣籠に服や下着を入れて、全裸になる私。
「えへへ〜♪すっぽんぽんになっちゃった!」
やっぱり、全裸でいた方が、優衣菜キモチいい〜♪
「全裸になると…おみゃんこイジりたくなっちゃうなぁ…」
優衣菜はエッチな子だから、裸になるとすぐイジり出しちゃうんだよね〜?
「あんっ!気持ちいぃよ〜!」
ガラガラ。
「お邪魔しまぁ〜す」
え…?
「…きゃぁぁぁぁっ!」
「な、な、な…ち…チビっ子だぁ?」
恥ずかしいおなにぃを見られた私は大激怒!
「エッチ!」
「いきなり全裸でいる方が悪いんだろ…!」
いきなり大げんか!
でも…
「…お姉さん、裸になってくれる…?」
「えぇっ!こ…ここ、玄関だよ…?」
「お姉さんも母淫の人なんでしょ!だったら出来るはずだよ!」
観念したのか、すごすご脱ぎ出すお姉さん。
「お名前は?」
「秋津静香」
「春日優衣菜だよ。よろしくね、えへへっ♪」
ブリッ子全開!
静香ちゃんは服を脱ぎ終わる。
「な、なったよ?全裸に…」
静香ちゃんの裸は、スラッとしていて、健康的に陽に焼けている。
そこに、普通の水着じゃ絶対につかないVの字型の日焼け跡がある。
「優衣菜ちゃん…?」
「好みかも!」
「ハァ…?」
静香ちゃん、私の好みかもしれない!
見た目バカそうだから、彩花みたいに腹黒くなさそうだし、明るくて、それでいて常識は意外としっかりありそうで…
いいかも!
「優衣菜とお付き合いして下さい!」
「や…やだ!無理!」
「えぇ〜!なんでぇ!?」
「私、ロリコンじゃないもん!」
「うぅ…差別だぁ…。すぐ大きくなるもん…」
優衣菜フラれちゃった…。ショック…orz
「ああ、ごめんごめん!屋上の掃除してた!」
階段をドタバタと降りてきたのは、全裸の彩花さま。
「おっ!優衣菜、よく来た」
「えっへん!」
「秋津さんも…やっぱり来てくれたのね?」
「し…しょうがないじゃん!あれで無視するなんて…なんかバツが悪かったしさ…」
「ありがとう。とりあえず…今日から私達三人はここ、レズ萌え荘で一緒に暮らします」
「は〜い」
「母淫の共同生活と変わらないけど…一応言っとくと、私達は今日から…?はい、優衣菜?」
「友達兼家族兼恋人です!」
「よくできました〜」
「か…家族で恋人だぁ…?無茶苦茶な…」
「大丈夫!裸でエッチ三昧で暮らしていれば、自然と築けている関係なのです!」
「嘘でしょ…?」
そんな訳で、私は今日からレズ萌え荘で暮らす事になったのです!
よ〜し!静香を絶対私の彼女にしてやるぅ!
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