(8月5日)
菜々子ですけど、
ギャルママやってます!
雑誌に載った事もあんぜ!超イケてる〜!
あ、でもパッと見、勝ち組に見えっかもしんねぇけど、ここまでマジヤバかったから。
「てへ〜♪ママのおしり〜!ンチュ…」
「あぁん!もう…!マジエロいな、りりかは〜」
凛々花は本来産まれないはずの子ども。
妊娠したっつったら彼氏に逃げられて、墜ろそうと思ったんだけど、なんか面倒くさくて。
けど、産んだ後で子ども捨てて捕まった奴がいるとか、ニュースで知るじゃん?虐待とか。
ぶっちゃけ私、ぜってぇー虐待すんなぁと思ってて。
だって子どもなんかうぜーじゃん?嫌いだし。
だから、超やべーっと思って。
んで、聖子さんに相談したの。
聖子さんもあん時は、愛人として体売って大変な頃で、でも子どもの話だっつったら、結構マジになってくれて…。
「生まれた子供を、男だと思って愛してあげて」
…意味がわかんなくて。
だって、女の子産まれてくるっつったのに。
「彼氏だと思って甘えまくるの。性的なことしちゃってもいいから。形に捕らわれないで、自分なりに愛情を注いでみて」
…で、私は子供を産んだ。
夜、体売りながらで託児所預けながら…。
でも、すっげー邪魔で、内心イライラしてた。
もっと遊びてぇのに、こいつがいるから…って。
そんな時、聖子さんの言葉を思い出して…。
私、体売ってたから、ストレスもコンプレックスも全部体にあるわけ。
「商売道具を見せてあげっから…」
まだ幼い凛々花の前で、腹いせみたいに全裸になってさ…。
でも、仕方ないんだよ。
お前が飯食えてんのは、私がこの体を売ってるからなんだよ。
…全部どうでもいい。
けど、分かって欲しかった。
辛い思いをしてるって、一番近い人が知ってくれなきゃ嫌だった。
そして、聖子さんの言う通り、私は凛々花に手を出し、後に母淫にも入って…今に至る。
「マぁマぁ…」
「なんだよ。飯か…?」
「メシもママも!」
「…うふふっ!可愛いな、お前」
母淫に入ってからは、体を売る対象が女でよくなったし、補助金も出て、精神的にはだいぶ楽になった。
逆に、凛々花をこんな風にしてよかったのか、不安を感じるようになったけど、私は…こうでもしなきゃ、子育ての大変な時期を、虐待せずに乗り切れていたのか、今でも自信がない。
聖子さんの言う通りに、凛々花を彼氏だと思って、惚れて甘えまくったから、色々我慢できたんだと思うし。
けど…やっぱごめんね、凛々花。
将来苦しむかもしれないよね…。
でも、謝る事しかできない…今の私には。
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