(7月19日)
「ただいま〜」
「お疲れ様」
「もう!なんで優衣菜がパシられなきゃいけないの!ぷんぷん」
「ごめんごめん。プールで足つっちゃってさぁ…めちゃくちゃ痛いんだよぉ…。レズ萌え荘来るのも地獄だったんだから」
「…まあ、いいけど。愛する静香のためだから」
「ひょっほー!あっざーまーす!」
「はい、じゃこれ。今日のお弁当ね」
「ねぎ塩豚カルビ弁当きたーー!」
「で、お釣り」
「はいはい。…あ、珍しい。二千円札じゃん」
「優衣菜、初めてみた。最初、店員さんが5千円と間違えたと思ってはしゃいだんだけど」
「んなわけないでしょ。いや〜久々見たなぁ、二千円札。いつ以来だろ…?」
「今日は二千円札が発行された日らしいよ。なんで発行されたんだろうね、二千円札って」
「なんかの記念じゃなかったっけ…。沖縄かなんかの。ほら、沖縄のなんとか門が書いてある」
「なんとか門って…」
「あ、思い出した!前、二千円札見たの」
「いつ?」
「確か、ATMでお金引き出したら、そのお金全部二千円札だったの!」
「えぇっ!それはカオス…」
「二千円札、使い勝手悪いから泣きそうだった…。あれ、なんで二千円札ばっかり出てきたんだろ?」
「…彩花がいないと、なんにも解決しないね?」
「うん。…とりあえず飯」
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