(7月8日)
沙樹です。
あれから一年…。
私と綾乃は、どちらからともなく、ルームシェアして一緒に住もうと言い出して、マンションを借りた。
あの夜のような、素直さと快楽を自分の中から湧き出させてみたくて…
平日は軽いHで済ませていたけど、土日はどこも出かける事なく、金曜の夜から月曜の朝まで…ご飯や寝る間も惜しんでセックスした。
この生活のおかげで、まるで子供の頃に親や祖父母に可愛がられていた時のような安心感を、綾乃といると感じるようになった。
それは、日頃溜まったストレスを全て洗い流してくれて、理屈では説明できないような安堵をもたらすの…。
クリスマスなんて、ここ数年は必ず、無理やりにでもオトコ作ってHしてたのに…今年は綾乃と2人で過ごした。
お互いの誕生日も…。
そういう記念の日にHした相手は今でも覚えているけど、今年は全部綾乃…。
お互いを感じさせる技術は日に日に進化し、前よりも短時間で、あの安心感と快楽に満ちた時間を過ごせるようになった。
けど、不思議とレズだって言い出す事は一度もない。
お互いレズじゃないのは、男遊びが激しかったのを知っているから、よく解ってる。
じゃあ、なんで女同士のセックスにハマっているのか…。
答えを出す事はなかった。

そして、一年経った今年の夏…。
私達は海へやってきた。
勿論、ナンパされに。
けど今年は…レズ専用ビーチに来てしまった。
自然な流れでここに来てしまったけど、私も綾乃も、ここで答えを出したいんだと思う。
「うわぁ…確かに女ばっかり…。しかも、みんな水着エロくね?」
「ていうか、トップレスや全裸の人もいるし…きゃ!やばっ…今の」
「完全に…セックスしてんじゃん…?見られてんのに…。マジ、パねぇわ、ここ…」
私と綾乃が今年着てきたビキニは、例年通り結構エロいんだけど、このビーチにいる人達と比べたら、おとなしいほうだった。
「おっ!姉ちゃん姉ちゃん!色っぽい格好してんじゃん?カップル?」
「えっ!?あ、えっと…」
「まだ友人同士って感じで〜す」
お、女に初めてナンパされた…。
しかも、レズのカップルと勘違いされたし…!
「レズカップルなら、もっとベタベタしてるって。きっと、この子達ノーマルよ」
「へぇ〜!じゃ、私と感覚近いかも!なんでレズビーチに来たの?」
ナンパ仲間も現れた。
ていうか、みんな格好がヤバい…
「う〜ん…。まあ、あれかな?男のチンポに飽きちゃったんだよね、私達。毎年海行ってナンパされて、Hして来たんだけどさ…。
沙樹、あ…こいつ沙樹って言うんだけど、沙樹とのレズに思いの他ハマっちゃってさ!」
「男のチンポに飽きたからレズって…お姉さん達、遊び人!」
なんかちっちゃい子までいる。
「綾乃、ぶっちゃけ過ぎ〜!まあ、そんなわけでレズ歴は浅いんだけど、よろしくお願いしま〜す」
という訳で、この人達にナンパされて一緒に行動する事に。
海の家でみんなで焼きそば。
絵美さんは学校の先生。
燿子さんはスキューバダイビングのインストラクターで、静香は絵美さんの教え子。優衣菜ちゃんは…静香とレズ萌え荘って所で同居してる友達だって。
「母淫?なんですか、それ?」
初めて聞いたんだけど、レズには母淫っていう宗教があって、レズな人はみんな入ってるらしい。
このビーチも、母淫の信者の人の私有地なんだとか…
「海の家のねーちゃんとセックスしてきま〜す!」
「ま…マジで!?」
これが母淫の普通の感覚なのだと言う。
さっき焼きそばを出してくれて海の家の子は確かにスタイル良かったけど…
「うわっ…初対面ですよね?まさか、その場でヤるなんて…」
静香は、海の家のねーさんと今キスしてて、水着を脱がしてる所。
ちなみに静香自身は、会った時から水着は着用しておらず、全裸だった。
一応勤務中なのに、怒られる気配もないし、来たお客さんも面白がって見ている。
「私達も、当日ナンパしてきた奴とヤってたけど…せめてラブホか、人気のない岩場でだったよな…?」
静香と海の家のねーさんは、既に全裸で女性器をいじりあったり、おっぱいを揉みあったりしている。
そして、やじ馬の女の人達も水着をずらし、女性器をいじりながら見ている。
私が言うのもなんだけど…下品過ぎる。
「燿子?悪ぃけど飯食い終わったら、私のケツの穴をイカせてくんねぇかな?肉ビラのほうはさっきイッたけど、ケツの穴もイキたくてさっきからウズウズしてんだ」
「今、食事中よ?絵美ったら…。私も今日、まだ絵美にはイカせて貰ってないから、お願いしたいわ」
この2人の水着も、生地がほとんどない、いわゆるエロ水着で、ほぼ全裸だった。
乳首も女性器も水着からはみ出ていて、見ているこっちが恥ずかしくなりそう。
2人とも、普段着ている普通の水着跡があって、なんだかエロい。
そんな2人が、ご飯食べ終わったらフランクなトーンでセックスするって話をしてるのを聞いて、なんだか常識が崩壊しそうだった。
「あぁん!ソフトクリームをおみゃんこに当てると気持ちいいよぉ?見て見て」
この子はこの子で、もっとぶっ飛んでるし…
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