(7月2日)
「ぶひっ!ぶひっ!」
「このくそ暑い中、豚さんが一生懸命汗かいてる」
「豚の背脂、美味しそう」
「ぶひぃぃぃ!なんですって!誰のせいでこんな事してると思ってるのよ!」
「そうよ。あんた達でしょ?昨日のカレーで鍋焦がしたの」
「あっ…いっけねー」
「いっけねー」
「いっけねーじゃないわよ。ほら、全然おちないみたいじゃない…」
「あなた達が洗いなさいよ!作らないのに食べるだけ食べて!もぉ!ぶひぃぃぃぃ!」
「解った解った。よし…任せろ!腕まくり!」
「全裸だから必要ないって」
「うぉぉぉぉぉぉっ!」
「頑張れ〜静香〜!私の嫁ーっ!」
「どさくさに紛れてなに言ってるのよ?」
「だぁめだぁ!全然取れない!スポンジじゃダメだぁ!」
「じゃあ、たわしを買ってくるしかないわね」
「たわしって懐かしいな」
「今日はたわしの日らしいよ」
「そんな日あるんだ…」
「たわしって、昔の人の知恵だよね。体とか足の裏をたわしでこする健康法もあるんだよ」
「じゃあ、誰が買ってくるかじゃんけん!」
「うわぁ…。炎天下だし、行きたくないなぁ…」
「最初はグー!じゃんけんぽん!あいこでしょ!あいこでしょ!」
「むきぃぃぃぃぃぃっ!!」
「豚が負けました」
「焼き豚になっちゃうね」
「湿度が高いから燻製じゃない?」
「ぶひぃぃぃぃぃぃっ!」
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