(6月29日)
「ご飯ご飯〜!」
「はごんはごん〜!」
「あ、なにこれ?」
「佃煮よ」
「今日は佃煮の日って書いてあったから」
「あ、そういえばこの近くが発祥なんだよね、佃煮」
「そう。灯台もと暗しってやつね?食卓に並べるのは初めてよ」
「いっただっきま〜す!…んん〜っ!いい!ご飯に合う!」
「これだけで、本当ご飯が進むわね」
「何杯でもいけちゃいそうだわ…これ」
「……」
「ちょっと優衣菜?ふりかけご飯に佃煮じゃ、しょっぱいんじゃない?」
「塩分取り過ぎだな」
「だってぇ…。優衣菜、ふりかけ無しでご飯食べた事ない…」
「マジで!?確かにいつも、かけてるなぁとは思ってたけど」
「でも、普通だよ!はるぴょんもみきちーも、白いご飯味しないからって、ふりかけかけてるもん!」
「ちなみに、なにかけてるの?」
「みきちーは、子供っぽいからのりたま」
「あぁ、のりたま懐かしいなぁ。今食べても美味しいよね」
「はるぴょんは、自称大人だから、大人のふりかけ」
「渋いわねぇ…。確かにあれかけると、自分が大人な気がした」
「でも、所詮はるぴょんも子供だよねー?
大人のふりかけで大人ぶってるなんて子供子供。
真の大人である優衣菜は、これなのです」
「どれ?」
「味道楽」
「同じだろ(ごつん)」
「いったぁ〜い!」
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