(6月27日)
「ただいま〜」
「たろいも〜」
「おっ!なに作ってんの?」
「見て解らないの!?ちらし寿司よ!」
「チラシ寿司きた〜!」
「ひな祭りを思い出す〜」
「私は他の準備があるから、桶の中のお寿司、仰いでおきなさい?」
「は〜い。なんか仰ぐもの仰ぐもの…」
「優衣菜、下敷き持ってま〜す。交通安全の」
「うちわないかな、うちわ…。あったあった。よっしゃ!気合い入れて…うりゃりゃりゃりゃー!」
「力強く仰ぎ過ぎて、錦糸卵が吹き飛んでるけど…」
「ぶひぃぃぃ!マジメにやりなさい!」
「は〜い」
「下敷きって、仰ぐとベコベコ音がするなぁ…。あ、もう一枚下敷きあったから二枚仰ぎ〜」
「お、両手持ちだ」
「腕が疲れてきた〜」
「あるある」
「チラシ寿司って、なんで仰ぐんだろうね〜?」
「そういえば…なんでだろう?」
「余分な水分を外に出して、すし飯をサラサラにするためよ?あと、酢の強い臭いを弱めるため」
「へぇぇ…そうなんだ」
「豚さん、今日は大活躍」
「ふふん♪」
「…あれ?キレない?」
「今日は大活躍だから、豚さん仰いであげよ〜!汗だくだし」
「うりゃりゃりゃー!」
「両手持ちぃ〜!」
「ぶ…ぶひっ!寒い!寒いぃ!」
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