(6月26日)
「今日は露天風呂の日なんだって。いいなぁ〜。露天風呂の温泉とか入りた〜い!」
「うちの近所のお風呂屋さん、三件あるけど三件とも温泉で露天風呂あるよ〜?」
「ごつん」
「いったぁ〜い!」
「ガキは温泉入るほど疲れてないだろ」
「湯の花なら、こないだ由希ちゃん達に貰ったわよ?」
「うち、風呂壊れててないのに…なんでくれたんだ?嫌がらせか?」
「そうじゃなくて、お風呂なら一応できるでしょ?手間はかかるでしょうけど…」
「どういう事?」
「屋上のビニールプールにお湯を貼れば、露天風呂になるでしょ?」
「はぁはぁ…。屋上まで上るの疲れたぁ」
「頑張って。あとちょっとよ!」
「足が棒だよぉ…。ひぃ…ひぃ…。着いた!ざばぁぁん!」
「お湯、張れたわね?じゃあ、湯の花入れるわ」
「私が入れるの!」
「はいはい」
「じゃあ…つかりま〜す。…あぁぁぁっ!いい!感無量だわ」
「気持ちよさそうね」
「うん!外が涼しく感じる!あぁ〜露天風呂サイコー!」
「あ、いたいた」
「曇り空なのが残念ね…。星とか見れたら良かったのに」
「梅雨だから仕方ないよ。でも、夜景は綺麗だね」
「優衣菜も入るぅ〜」
「ぜぇぇぇったいダメー!」
「けちー!大人げない」
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