(6月22日)
「なにこれ?」
「VHSビデオね」
「懐かしいわね。ベータに勝った規格」
「…それは知らない」
「お姉ちゃんは、中身ババアだから」
「うっさいわね!なんなのよ、それ?」
「母淫でレズのドラマを撮ってたのよ。1970年代の設定だから、あえてVHSビデオで作ってみたの」
「へぇ…。色々やってるのね」
「見たい?」
「見たくな〜い」
「見なさい!せっかく、デッキも優に探してきて貰ったのに」
「電気屋さんをいっぱいまわって、探してみたわ」
「お姉ちゃん、そういうの大好きだな」
「じゃあ、見てみますか」
「ガチャ、ウィーンって感じでテープ入っていくの、懐かしいわね」
「これ、中が鏡でテープの残量が見えるようになってるのね〜。なるほど〜」
「二人で勝手に盛り上がらないで下さい」
(はじまり)
「愛してるわ…。愛海(まなみ)…」
「うん…。私も…愛してる…」
そりゃ、愛してるわよね…。貴女の娘なんだもの、私は…。
私は愛海。
幼い頃に両親が離婚し、母にずっと育てられてきた。
離婚が原因でイジメられてきた私は、ずっと母が大嫌いだった。
母は借金を返すため、キャバクラや風俗で働き…。
私は不登校になり、そのまま引きこもり、ニート。
そして、とうとう母が倒れた。
ちょうど父が病気で亡くなってから、皮肉にも後を追いたいかのように…。
昏睡状態の母に、私は何の感慨もなく…
もう食べさせてくれる人もいないので、自殺しようと思っていた。

そんな私に、突如チャンスと称して、タイムマシンとやらをくれた人がいた。
私を何故か、ずっと世話焼こうとするお節介女…

そんな訳で、私は母がまだ父と出会う前の若い頃へ…。
今より30年は前だろうか。

※服ver準備中
「あ…あら?急に…どなた?」
私は、とっさに母に声をかけたのはいいけど、次の言葉が浮かばず、勢いで出た言葉がなんと…

※服ver準備中
「す…好きなんです!付き合って下さい…!」
私の中の、心のどこかに、昏睡状態の母を見て、母との関係をやり直してみたいという気持ちがあったのだろう…
けど、母が若かったのと、関係を上手く説明できず…出た言葉がこれ。
まあ、キモいと思われて終わると思ったんだけど…
「…いいですよ。私でよければ…。女同士って事よね?」
「は、はい…?」
まさか、そんな返事が返ってくるとは言えず、やっぱいいですとは言えず…
「私…女が好きなんです。レズなんですよ。ほとんど誰にも言った事なんてなかったのに…よく解りましたね?」
「あ…。ま、マジですか…」
「マジ?真面目って意味?」
そんな衝撃の真実と共に、私はタイムスリップした世界で、母の恋人になってしまった。
「ごめんね…。こんなひもじい思いさせちゃって…。んちゅ…くちゅ…」
「ううん…。私こそ…。んちゅ…くちゅ…」
まさかの、3畳一間の激狭アパートに2人で住む。
東京に上京してきた母はお金もあまりなく、私と一緒に朝と夕方、新聞配達をしている。
私は働くの、2回目のバイト逃げ出して以来だ…。
お金がないからって、2人でする事は…昼間っからのセックス。
全く防音がないこのアパートでは、夜にセックスすると喘ぎ声が丸聞こえなので、お隣さんがいない昼間じゃないと思いっきりセックスできない。
夜はというと、声をひそめて地味なセックスをしている…
ちなみに私は、これが初めてのセックス。変態過ぎる…
「感じてる…あんた…?今日は昨日ほど濡れてないわよ…?」
「愛海が、あんたとしか呼んでくれないからよ?真弓って呼んで」
「ま、真弓…」
母を名前で呼ぶのは、凄く恥ずかしかった。
あんたは、小学生以降私がずっと使ってきた母の呼び方…。
離婚でいじめられたのがきっかけで、ママって呼ぶのを止めたんだっけ。
「愛海の女性器…とっても美味しいわ」
実の娘の性器だとも知らずに…。
「ま、真弓の女性器も…濃くて凄い…」
まさか、私が産まれてきた部分を、いじって舐める事になるなんて…
「うふふっ!弘子より大きなおっぱい、初めてよ…?あぁん!」
「あんっ!真弓こそ…だらしないおっぱいして…」
私のおっぱいの大きさは母親譲り。
おっぱい大きいのに顔はブスとか、男子に媚びてるとかってイジメられてきた…。
今、初めて役に立ってる。
母とのセックスで。
考えてみれば、母はレズだったのに、父と結婚して、離婚した後は風俗で男の人とセックスして…。
レズって上手くいかないんだなぁ…。
まあ、稼ぎ頭の男の人はいないし、結婚もできないし…
「あぁん!いいわぁ、愛海!乳首こねくりまわしてぇ!あばっ!い…イグゥゥゥゥゥ!」
「あんっ!待って真弓…!私もイク…イクから!あぁっ…イッてるイッてる!私…イッてるゥゥ!」
イッた…。今日、何回目だろう…?
あ…イッたのに、また舐められる…。
「愛海ぃ…」
「んぅ…ちゅ…」
実の母とのキス。
これ、セックスより最初抵抗あった。
「お尻の穴、いじってぇ…?」
「エロ過ぎる…」
「あぁん!」
家では、こんな風にセックスばかりするので、常に2人とも全裸で過ごしている。
下着の替えが少なく、コインランドリー代も節約しなきゃいけない。
「あぁん!幸せぇ…」
やっぱりレズにとって、女が相手なのは幸せなんだろうか。
それとも、実の娘だから本能的に合うんだろうか…
「明日は、弘子も来るから3Pよぉ…?レズの3P…あぁ素敵ぃ!」
弘子とは、真弓の同郷の幼なじみであり、かつては恋人同士だったらしい。
弘子が両親に真弓とのレズを打ち明けたら、勘当されてしまったらしく、真弓にも迷惑をかけてしまった事が別れた原因らしい。
しかし、別れたとは思えないほど、2人は熱くセックスし合う仲で、初心者の私は日々裸を開発されていってる…。
「こんなに、あられもない全裸で暮らしているなんて…まるで露出狂みたいね、私達」
「…嬉しそうに女性器広げないでよ」
「あはぁん!愛海にだから見せるのに…」
セックスの時はこんなノリノリ熱々な母だけど…
私は切なくなってばかりだ。
母の未来を知っている…。
ロクでもない不幸な未来を知っているんだ…私は。
弘子…改め、弘子さんだって、私は前に知っていた。
昏睡状態になった母の前で泣いていた、唯一私以外で母のお見舞いに着ていた人…。
一度も結婚していないと言っていた。
けど、服装の少々みすぼらしい感じや表情を見ると、母同様あまり幸せそうには見えなかった。
…私は、何をすればいいんだろう?
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