(9月13日)
「ねぇ、静香。マジなの…?」
「マジマジ」
「やめようよぉ…?普通にお弁当買おうよぉ…?」
「だって…せっかく、今日は料理作ってくれる人が誰もいないんだよ?
優も和奏ものぞみも…。加えて、外食連れて行ってくれる彩花もいない」
「でも、ちゃんと晩ご飯代は置いてあったじゃん…?」
「節約すれば、なんか別の物買えるじゃん?」
「小学生か。でも、気持ちは解る」
「だーかーらー。一度やってみたかったんだよね?晩ご飯、全部うまい棒っていう…」
「うまい棒は、晩ご飯を想定して作られてないと思います」
「だけどさー?魅力的じゃん?多分、10本も行かずにお腹いっぱいになると思うんだ。
そしたら食費100円以下だよ?」
「栄養ないよー」
「若いうちは栄養なんて二の次だって!腹いっぱいになればなんでもいいじゃん?」
「あうー」
「今日はこの、うまい棒に描かれてるキャラの誕生日らしいしさ?」
「思えば、それに気づいたから、今こんな事してるんだっけ…」
「うまえもん」
「ドラえも…んっ〜んんぅ!」
「他人の空似である。そう思うのがうまい棒愛というものだ」
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