(6月6日)
「あれ、彩花?なに飲んでるの?」
「温泉水よ」
「え〜!なにそれ?贅沢ぅ〜!」
「優衣菜は何飲んでるの?」
「富士の天然水」
「ごつん」
「いったぁ〜い!」
「ガキは蛇口上にあげて水道水でも飲んでろ」
「ひど〜い」
「でも、最近は水道水も美味しいのよ?浄水場が新しいと」
「けど…レズ萌え荘の水はあんまり美味しくないよね…」
「…多分、レズ萌え荘の前の道路までは美味しいんだけど、そっから先が錆びてるんだと思う」
ゴンゴン
「あ、誰か来た」
「は〜い」
「こんばんわ」
「あれ?どなた?」
「あら。紗都摩じゃない?その髪型、懐かしいわね」
「あ〜あれか。男って最初言ってた時の…」
「マディソンにねだられてな…。黒歴史なんだが」
「男装女子みたい」
「久しぶりね、紗都摩。マディソンは元気?」
「ええ、おかげ様で。ほら、優衣菜?土産だ」
「おぉ!色んなコンビニのロールケーキだ!ちょっとナツい」
「確かにブームは去ったが、旨さは変わってないぞ?冷やすとより美味しい」
「紗都摩さ〜ん、そこは和菓子でしょ?ロールケーキって」
「だーかーら!勝手なキャラづけをするな!」
「カレンダー見たでしょ?今日、ロールケーキの日だから」
「そうだったのか」
「紗都摩さん、空気読み過ぎ。読まない方がキャラ立つのに」
「だから、キャラを立たせる気なんてないのに…とほほ」
「昭和」
「今のはありだな」
戻る