(5月10日)
「たまには私がご飯作ってみました〜!」
「えぇ〜!凄い!エラいじゃん!」
「エラくないわ!しょっちゅう作ってる私のほうが100万倍エラいの!」
「ちなみに、何作ったの?」
「カレーだよ♪」
「私、大盛り!超大盛り〜!」
「私、少なめで…」
「あ〜!信用してないな〜!旨いぞ!さっき味見したけど!いや〜汗かいたぁ」
「口動かす暇があったら、盛るの手伝いなさいよ!」
(数分後)
「いざ、実食〜!」
「パクパク」
「…うん。あら?美味しいじゃない?」
「でしょ〜?」
「私が監視してたんだから、マズいはずないわ」
「優衣菜はどう?」
「美味しい。うん、美味しい…」
「?…なんかテンパってない?」
「気のせいです…」
「ハァ…。美味しいけど、結構辛いわよ、これ」
「うちの実家はだいたいこれくらいだよ?」
「私も、普段は彩花さまが辛いの苦手だから甘口か中辛にしてるんだけど…
今日はいらっしゃらないし、私自身は辛いの好きだから辛いのにしたわ」
「優衣菜、大丈夫?汗凄いわよ?」
「か…辛いぃ〜!」
「ありゃりゃ。辛いの全然平気!って前言ってたから、大丈夫なのかと思った」
「舌がヒリヒリするぅ」
「いつも、私んちが甘口だから文句言ってたの優衣菜じゃない?お姉ちゃん達が辛いのダメなヘタレだから、うちは辛口じゃないんだ〜って」
「こ、これは辛すぎだよ〜!」
「一応、中辛じゃなかった?これ」
「ジャワカレーの中辛ね」
「ジャワカレーの中辛は、バーモントカレーの辛口より辛いんだよぉ!」
「うちは兄貴達が辛口好きだから、いつもこれくらい辛いのでした」
「いるわよねぇ。家のカレーが辛いって自慢する人。主に小学生の男子」
「そーだそーだ!」
「な、なんで私が責められるのさぁ…?」
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