(5月7日)
「さて、いつぞやの話の続きをしようか」
「なによ?」
「高校の時の先生と付き合ってたって話」
「そんな話したっけ…?別に付き合ってないし…」
「女教師って響き、エロいよね」
「マジか…。まあ、律先生って言うんだけど、本当によく面倒を見て貰ってね」
「手間かかりそうだもんね、お姉ちゃん」
「高校の頃の私は、孤独を追求し過ぎて、ちょっと鬱入ってたのよ。一年留年しちゃったし」
「あぁー…だから、彩花がもう社会人なのに、優は大学生なのか」
「ダメ人間だなー」
「ちなみに彩花は大学中退だから。あいつも似たようなもんよ…」
「お言葉ですが」
「あ、噂をすれば」
「私が中退したのは、母淫の活動が忙しかったからよ。優はまた、自分探しで大学行ってないんでしょ?」
「ひ、ひどいっ!彩花だけは味方だと思ってたのに!」
「他に付き合ってた女の話なんかするからよ?うふふっ…」
「…嫉妬してるの?」
「!…べ、別に…」
「彩花って、自分の恋愛だと意外とそういう面出すよね」
「わ、私は寛容よ!開けっぴろげよ?その先生だって母淫の一員だし」
「マジで!?なんか都合いいな…」
「あの頃でレズの人なら、入ってて普通だと思うよ?」
「私も、先生が母淫だって聞いた時は驚いたわ。それまで私、母淫って知らなかったし」
「え?彩花と会ってなかったの?」
「ええ。会うとお互い甘やかしちゃうから…って」
「……」
「あ…このパターンは」
「ええ。のぞみと散歩行ってくるわ」
「じゃあ、また今度ね〜」
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