(4月13日)
(喫茶店)
「ひょっほ〜!」
「お姉ちゃん、みっ〜け!」
「きゃっ!な、なんであんた達、こんな所に…?」
「静香とスカイツリー見にきた帰りだよ〜」
「なんか、優っぽい人がいるな〜と思って」
「試しに携帯鳴らしたら反応したから、突撃したの!」
「もう…。どうぞ?私、おごる気ないけど」
「ちぇ〜。いやぁ、でも向こうのテーブル凄くない?あれ、インベーダーゲームみたいなやつ?」
「凄い昔の喫茶店だね…」
「今日は喫茶店の日なんですって。だから、こうして喫茶店で時間潰してみようと思って」
「学校行けよ」
「別に喫茶店なら、タリーズとかスタバとか近所にあるじゃん?」
「私はこういう店の方が落ち着くのよ。ほら、メニューとか見て」
「スパゲテー」
「カシカレー…って、なんだこりゃ」
「なんか昔の喫茶店は、こういう誤植が多いの。でも楽しいでしょ?」
「この‘コンクジュース’ってなんだろ?」
「あぁ…それって、私も解らないのよ。なんなのかしら…?」
「優衣菜のスマートフォンで調べてみる?」
「生意気」
「いったぁ〜い!」
「まあ、謎は謎のままにしておくのも楽しいものよ?」
「なんだそりゃ」
「なんか頼も〜。渋くしょうが焼き定食でも行こうかな〜」
「私、ナポリタン!」
「昭和」
「いいんじゃない、昭和でも。店が昭和だし」
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