(3月27日)
「ほ…ほんとに!?」
「マジで…?すごぉい…」
「印刷してきたよ…。ほら…?南美咲って」
「写真…今より若いけど、確実に南のババアだ…」
「南先生が…母淫に入ってたなんて…」
「超許せないよね…?自分だってレズなくせに、私達のエッチに物凄く怒ってさ…。母淫で色んな女の人とエロい事してるんだよ、先生…」
「こ…これからどうするの…?」
「復讐だよ、復讐!南のババアを、恐怖のどん底に落としいれちゃおう!」
「謝って貰おう!私達に‘どうぞエッチして下さい’って言わせよう」
「どうする?こっちには色々武器があるけど…」
「まずは、こんなのはどう…?ごにょごにょ…」
(放課後 教室)
「どういうイタズラなの?これは」
「それは…」
「みきちー、エロい女の絵描くの得意なんだよ?テストが超面白くないから、裏に書いて…」
「斉藤さんには聞いてません!私は、佐藤さんに聞いてるんです!」
「むかっ…」
「知らねーよ、てめえの都合なんか…」
「その言葉使い…両親に言いつけますよ?」
「言いつければ?私、家じゃ超いい子してるから、先生の言う事なんか、私の親…信じないよ?」
「!(ばちっ)」
「…ぶったな。暴力教師」
「教育委員会に訴えてやる!そしたら、クビだよ先生?ニュースに…」
「大人をナメるな!!」
「…っ…ぅぇぇぇぇん…!」
「…知ってるよ、私達。先生が私達のエッチを親に報告出来なかった理由…」
「はるぴょんの親って…モンスターペアレントなんだよね?超過保護で、先生とか学校を敵だと思ってる。だから、私達のエッチを報告しても、逆にあらぬ嘘で娘を陥れられたって…訴えられるんだよね?」
「……」
「校長先生に、私の親とは事を構えるなって、言われてるんだよね?」
「…親が親なら、子も子だわ。あんなロクでもない大人が子育てなんかするから、あなたみたいな子が育つのよ?」
「言ったな!全部、親に言いつけてやる!」
「でも、もう一つ気になっていたのは、私の親に連絡を入れなかった理由…」
「……」
「私、‘うちの親に教えたって無駄だよ’って言ったよね?で、結局親には言いつけなかったから、てっきり私の言う事を信じたんだと思った。けど…違うよね?本当は」
「斉藤さんの家へ言えないから、春日さんの家へも言わなかった。それだけよ?あとは、あなた達と約束したから」
「エッチしないって約束の事?」
「それなら今朝、早速破っちゃったよ?超気持ちよかった♪」
「あなた達!約束を破るなんて、ロクな大人にならないわよ!」
「先生でしょ?ロクな大人じゃないババアは!」
「恐怖心の中で人にさせた約束なんて、守るわけないじゃん?」
「私はあなた達のためを思って…!」
「はいはい。うるさいうるさい」
「さ、大人の先生が子供の私達についてる、最悪のウソを暴いちゃいますよ…?」
「……」
「先生は知ってたんだよね?私のママが、レズで優衣菜のエッチも止めるどころか推奨しちゃう親だって…」
「……」
「思い出したんだ。先生がうちに個人面談に来た時…。他の子はみんな三者面談だったのに、私だけ外に遊びに行かされて…」
「……」
「キレてたんだよね?うちのママが昔、お姉ちゃんとエッチして、優衣とも私ともエッチして、それが幼児への性的虐待だって…」
「……」
「なのに、反省すらせず、今も家族とエッチしまくってるうちのママを、先生は許せなかった…」
「…お母さんに聞いたの?その話」
「うん。証拠を見せたら、観念した。隠してあげたかったみたい。先生に‘ごめんなさい’って謝ってたよ?」
「…春日さんちも同じね。歪んだ親をもつと歪んだ子が育つ」
「歪んでる先生に言われたくないんですけど?」
「佐藤さんが書いた、この女の人の絵…」
「はい…」
「ホクロの位置、ぴったり一致してるでしょ?」
「写真見て書いたんだもん?そりゃ似るよね?」
「私が、母淫に提出した写真か…」
「そう。全裸で大股開きとかしてる写真。プロフィール用にそれだもんね?彩花ほんとヤバい」
「初芝彩花…さま」
「彩花とよく会ってるでしょ?前々から、先生が言う事と彩花の言う事って、似てるなぁ…と思ってたんだ」
「彩花さまの本やブログ、よく読むから。社会と同時にご自身や母淫の事も、正々堂々と批判する彩花さまのお言葉は…教師としての私を再起させたわ」
「さあ、先生?謝ってよ。母淫のくせに教師やっててすみませんでしたって」
「それは…嫌だわ。母淫は私にとって人生だから…教師の資格を失っても、謝る筋合いはないわ」
「じゃあ、優衣菜達を叱った事謝ってよ」
「怖かったんだよ、凄く…」
「ごめんなさいっ!」
「きゃっ!」
「土下座!?」
「私は…自分の事を棚にあげて…あなた達を叱ってしまったわ!ごめんなさいっ!申し訳ありませんでした…!」
「……」
「い…いいよ、もう…」
「わ…私達こそ…意地悪し過ぎちゃった…」
「ご、ごめんなさい…」
「斉藤さん、春日さん…」
「先生に…負けたくなくって…」
「私、先生の事…結構好きなんです。けど…そんな先生に、レズについて叱られたから…なんか信じられなくなっちゃって…」
「大人を…負かしてみたくて…。私達の手で…」
「ごめんなさい」
「ごめんなさい」
「…よかった。今回の事は、明らかに私が悪いわ。あなた達のために叱らなきゃって、自分のエゴを押しつけちゃったのが原因だったみたい…」
「私達、誰にも言いませんから…!先生が母淫に入ってる事…」
「ありがとう。けど…そうね。あなた達三人に、会わせたい人がいるの。いつか、会ってくれないかしら…?」
「え?会うって…?」
「先生のうちに行くんですか?」
「…見せておきたいの。あなた達が大人になった時、決して取り返しがつかない過ちを犯さないように。私の大切な十字架を…。
今度、時間ある日に私の家に来て…」
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