(3月24日)
「ねぇねぇ?」
「なによ?」
「優って高校時代は何してたの?」
「お姉ちゃんの高校時代はね〜暗黒時代なんだよ」
「そうなの?」
「優衣菜!誤解招くような言い方しないでよ!」
「先生と付き合ってたんだよ、お姉ちゃん」
「マジで!?男!?」
「女だよ」
「うっわ…!じゃあレズ?ありえねー…ってあれ?」
「あんたも水泳の先生と付き合ってたって言ってたじゃない?」
「あれはセフレ」
「かわいそー」
「大人をナメてるわね」
「私の話はいいから!優の話を聞かせてよ!」
「そうね…。彩花と別れた私は、定時制の高校に行ったの。一回、公立の高校辞めて」
「なんで!?」
「青春に興味なかったから」
「…相変わらず、意味わかんねー」
「で、そこで担任の女の先生だったの。30ちょいくらいの…」
「結構年上だー」
「私が問題児でね?しょっちゅう先生に、遅刻やサボリの電話を入れてたのよ。やれ体調が悪いだの、電車が止まっただの」
「ダメ人間だな」
「でも、連絡ちゃんと入れるあたり、真面目なのかアホなのかよく解らない」
「……」
「あ…。まあ、その後なんだかんだで付き合って、彩花と同じくお互いのために別れたの。…ごめん。また今度話するわね」
「ニートとお散歩行くの?」
「じゃ、また今度続きね〜」
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