(9月5日)
ある日、私は初芝彩花には元カノがいるという情報をネットで掴み、その元カノに彩花と復縁して貰うよう、頼みにいく事にした。
勿論、アポも何もない。
「あはぁ…。アソコがとろけるぅ…」
和奏先輩から、まだ私の女性器にはいやらしさが足りないという事で、股間ではローターが震えていた。
「春日…春日…」
名前は調べてきたものの、マンションのどの塔なのかよく解らない。
ウロウロしていると…
「あんっ!あんっ!」
自転車置き場を通った時、近くで急に人の声がした。
暗くてあまり見えなかったせいか、その声の主は目の前にいた。
私は怖くて、とっさに携帯を開け、その場に光を出す。
「はひっ…?」
そこには、一糸まとわぬ全裸の女の子が、自転車にまたがっていた。
サドルが不自然に濡れている。
私は何故かすぐに、女の子が何をしていたのか気づいた。
自転車にまたがり、サドルに女性器を押しつけ、オナニーしていたのだ。
「すごっ…」
「あ…あばば…」
女の子は身動きもとれず、泣きそうになって震えていた。
「い…言わないで下さい!ゆ…許して下さいぃ…!」
泣き出してしまった女の子。
可哀想だったので…
「んぅ…」
「んぷっ…」
唇を塞ぎ、女の子を手を、ローターが動いている自分の股間へと導いた。
「!!」
この子がレズかどうかは解らないけど、とりあえず自分も似たような人間だと伝えた。
「見つかったのが、私で良かったわね…?」
「は、はい…。ありがとうございます」
「服は?」
「自転車篭の中…」
とりあえず、この子に服を着せて、私もローターを抜いて、素になったら、
このまま別れるのも向こうが怖いと思ったのか、近所の公園に案内された。
「絶対、誰にもバラさない…?」
「バラさないわよ」
「大人は嘘つきだし…」
「…まあ、確かに大嘘つきもいるわよね、大人は」
勿論、和奏先輩の事である。
「私は百合野美姫。メアド、交換しとこ?」
「春日優衣です…。えっと、携帯携帯…」
春日!?
「えっ?あ…ちょっといい?優衣ちゃんって…ひょっとして、初芝彩花って人の元カノ?」
「それはうちのバカ姉です」
繋がったー!まさかの!
「姉がなんかしたんですか?とうとう犯罪?」
「そりゃあんたでしょ…。って、それより!私ね…?」
事情を説明。
「ふ〜ん…。じゃあ、バカ姉に彩花と復縁するように何度も催促してみます」
「ありがとう!本当嬉しい!」
これで初芝彩花が、優衣ちゃんの姉とくっつけば、和奏先輩は失恋!私にチャンスが回ってくる!
「だから…今日の事、黙っていてくれますよね?」
「勿論。はなから誰に言うのよ、そんなの」
「あ、あと…!」
「ん?」
「キス…凄く上手でした」
「あ、ありがとう…」
?…もしかして、この子…その手の脈あり?
「じゃあ、そろそろ帰ります。親からメール来ちゃったんで…」
優衣ちゃんが携帯で返信している。
‘るせーな!買い物だよ!ババア!’
…反抗期なのかな?
「あ…そのストラップ…」
「え?」
優衣ちゃんのストラップについてるキャラクターに見覚えがあった。
「こ…これは!友達が無理やりつけた…ゲームの…」
「ミスティア・ローレライ」
「え?」
「あと、封獣ぬえだっけ?星蓮船の」
「!よく知ってますね!!」
満面の笑みが帰ってきた。
結局、その後1時間くらいその手の話題で話して、最後は優衣ちゃんの家に、
ネットで知り合ったお姉ちゃんって事でお邪魔して、最終の時間まで喋っていた。
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