(3月9日)
「へ〜へ〜?」
「…歯、磨き終わってからにしたら?」
「ふぁ〜い…。ぐじゅぐじゅ…」
「優衣菜がいないと静かねぇ…」
「呼んだ?」
「呼んでないって。で、なに?」
「あ…いやさ?レズ萌え荘って、ルームシェアなのかなぁ…と思って」
「ルームシェアねぇ…。まぁ、近いんじゃない?」
「友達の斉藤達が、ルームシェアしてぇって言うの聞いてさ…。今、流行ってるよね」
「海外に比べると少ないけど、確かに若い人達の間では流行ってるわね」
「ありゃ。日本は少ないんだ」
「日本は家借りるにしても、色々うるさいから。まあ、家主次第ね。
メリットとしては、都心の高いマンションとかでも割り勘にできるし、孤独にならなくていいって言うのもあるんじゃない?」
「あいつらは、同じ家でセックスしたいだけだと思うけどな…」
「レズ萌え荘だってそうじゃない?」
「がびーん。そうでした」
「昭和」
「あら…優衣菜の代わり?」
「つい言いたくなっちゃった」
「ルームシェアねぇ…」
「ハウスシェアしてる珍しい人ならいるけど」
「?…シェアハウスのこと?ルームシェアと意味同じじゃない?」
「普通はそうなんだけど…。まあ、詳しくは会って聞いてみたら?母淫が誇るレズエロ漫画家、青木ゆきえさんよ」
「え…?漫画家?しかもエロ!?」
「なに嬉しそうな顔してるのよ?」
「私…兄貴のエロ漫画にハマってた時期があって…。母淫ってことは、女の人でエロ漫画家でしょ?会ってみたいなぁ」
「もう会ってるわよ?」
「え?」
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