(9月2日)
「あずい〜…。優衣菜のやつ、クーラー効いた実家に帰りやがってぇ…」
「あの子はクーラーにラブラブ過ぎだわ。もっと我慢を覚えないと…」
「ねぇ〜優?SEXしようよ〜?」
「な…なんで!?無理…!」
「いい汗流してサッパリできるよ〜?」
「サウナみたいなお手軽比喩しないで!」
「邪魔するぞ?」
「うわっ!びっくりしたぁ!」
「貴女…。マディソンと一緒にいた…」
「紗都摩だ」
「何か用っすか?」
「暇潰しだ」
「……」
「……」
「い…いいだろう!久々の休みなんだ!」
「ひそひそ…。母淫って暇なのかなぁ…」
「ひそひそ…。宗教だから黙っててもお金が入ってくるんじゃない?ヤぁねぇ…」
「お前らはおばちゃんか!」
「…もとい。でも紗都摩さん?暇潰しって言っても、レズ萌え荘にはなぁ〜んにもないよ?時間潰すものとか」
「なんか話すんなら、近くのマックにでも言って話したほうが…」
「何をバカな。SEXしにきたに決まってるだろう?」
「しーん…」
「け…ケダモノぉぉぉ!」
「ケダモノではない!レズSEXは溜まった性欲を手軽に発散するのに最適なんだ」
「んなこたぁーない」
「あるの!マディソンの研究チームが実験をして、そうした効果を挙げているんだ。女性誌に載った事も何度もある」
「ま、マジか…」
「レズSEXは美容にも効果があるぞ?
相手の性感帯を舐める事で、肌に刺激を与えられるだけでなく、お互いが美しいという自意識を高める事もできる。
体を許すという事は、相手と認めあってるのを意味するからな」
「へぇ〜…」
「美容はいいわね…」
「まあ、マディソンの煽り文句かもしれないがな。あいつ、女は‘美容’の二文字に弱い、が口癖だからな」
「手堅いこって…」
「でも、確かにエッチって、相手の事を認めてないとできないわね…。
それに相手も自分を認めてくれてるし、自分が綺麗だから相手してくれるんだ…って、どっかで思ってるわね…無意識に」
「だろ?だから母淫の女は皆美しく、心も豊かだ。みんなに自分が認められていると自信を持たせてくれる環境だからな」
「むきぃぃぃぃ!私が寝てる間に、彩花さまがいなぁぁい!こんな家、燃やしてやるわ!燃やして報復!」
「…一部、例外もいるが」
「和奏、出オチレベルだな」
「母淫では、お互いを恋人と思い、恋愛感情を抱いてエッチするよう薦めている。みんな恋多き女、というわけだ」
「メチャクチャよ…。恋愛は普通、1人の人を好きになって初めて恋愛なのに…」
「要は、じゃんじゃん浮気者になれって事だね?ありえねー…」
「女は恋愛の数だけ美しくなる…と、これもマディソンの口癖だ。
私も昔は、女は1人の人を一途に愛すのが美しくと思っていたからな。
だからこそ、母淫のやり方に衝撃を受け、レズの夜明けを感じた」
「レズの夜明け…って言い方、好きですね?こないだも言ってませんでした?」
「私はこの名の通り、幕末の歴史を父が大好きでな。私もその影響だ。
日本も世界も、まだレズに対して開国していない。これから世界は、レズによって大きく変わると信じている」
「熱い人ねー…」
「私はそれより、今日の性欲のほうが大事です」
「なら、エッチするか。見ろ。面白いものを持ってきた」
「きゃあ!」
「か、刀…!」
「模造刀だ。コンビニ弁当についてるマヨネーズさえ切れない」
「それは不便だな」
「あれ、どこからでも切れますって言っときながら、たまにどこからでも切れない時あるわよね…」
「まあ、つまらぬもの一つ斬れないが、迫力はお墨付きだ。刺激的なエッチができるぞ?」
「ええっ!?それ…エッチに使うんですか!」
「嫌か?マディソンのお気に入りプレイなんだが…」
「あの人、日本を曲解し過ぎでしょ…?」
「ちなみに、私の対マディソンのお気に入りは、女性器に銃口をつきつけられてのプレイだ」
「いや。誰も聞いてません」
「のぞみにリアル銃でやられたので笑えません」
「ほら、見ろ?こうして刀を女性器にあてがうとだな…?」
「マイペースに喋る人だな」
「あんっ!ほぉら…?ドキっとしないか?」
「痛そうで嫌かも…」
「そうか?残念。刀と女の裸のコラボレーションはなかなか美しいのだが…」
「キャラ的に、コラボレーションとか言わないで下さい。キャラ、ぶれます」
「わ…私はマスコットじゃないぞ!じゃあ…優君、君から……んぅっ!」
「ええっ!待って!心の準備が…んぅっ!」
「うわっ!キスって客観的に見てるとエロい…。しかも知っている人同士のキス…」
「ぷはぁ…」
「嫌がっていたのに、唇を近づけるとキスを受け入れる女はエロい」
「あ〜っ…それ、解る…」
「さあ…次は裸体を重ねよう…」
「うっ…恥ずかしい!…ひゃあ!すみません!」
「今、なんで謝ったの?」
「私の乳首と紗都摩さんの乳首が触れ合っちゃったから…」
「なにそのエロい理由」
「これで66の姿勢になったな」
「66?」
「69を片方反転させた形だ。二人とも尻を同じ方向に向けている。ふむ、6の倍数の時だけエロい声を出すという芸人でも始めるか」
「もういますからそれ」
「…その言い方だと、本当にグラビアアイドルとかでパクりがいるんじゃないかと探す人がいるわよ」
「57、58、59…ろくじゅぅ!ろくじゅぅいちぃぃ!ろくじゅぅにぃぃ!ろくじゅぅさぁぁんっ…!」
「いや、やんなくていいですから、それ」
「…こほん。まあ、66というのは第3者から見たごちそうのポーズだ。どう?どちらの女性器にするか迷うだろう?」
「じゅるる…」
「昭和のリアクションね」
「私…個人的には、2人ともアナルも丸見えなのがポイント高いです」
「や…やぁだ!そっち見てるの!?」
「紗都摩さんのアナルは…なんか開発されてますね?」
「千葉ニュータウンくらい開発されてるぞ?」
「イマイチじゃん」
「それ、千葉の人以外に伝わるの…?」
「よくその刀をぶっ刺されているからな…?広がりもする」
「静香って、お尻の穴派なの?」
「セフレだった先生が、私のアナルが好物で…」
「なるほど。その影響か?」
「舐めてもいいですか?」
「ああ。優のと味わい比べてもいい」
「いざ…実食!」
「下品な比喩しないで。クレームくるわよ?」
「ちゅぱ…ちゅぱ…」
「あんっ…!どうだ…?」
「星2つ半!」
「そこ引っ張るなよ!」
「しかも2つ半」
「凄い興奮したんだけど…先生のアナルは私の青春の味だからな…。それをさっ引いて星2つ半」
「ふっ…なるほど…。思い出には勝てないというわけか」
「なんかいい話風にまとめてるけど、お尻の穴の話だからそれ」
「優…。女性器を擦り合わせるぞ?」
「え、え…?あんっ!あぁぁぁんっ!」
「紗都摩さん。お豆結構でかいですね?」
「女体に個性があるように…女性器にも1人1人味わい深い個性がある。
母淫に入って、色んな性器を味わってきたが…その人への愛着を女性器から始める事もある」
「おぉー…プロの意見」
「いや、ただの変態でしょ」
「静香君…私と優君の下の唇の重ね合いの中に…君の舌をしてくれないか?」
「静香ったら、自分のいじってばっかいないで、さっさと…!」
「はい…。うわっ…私、女性器の匂い…中毒になってるなぁ…」
「レズに生まれて良かったか?」
「そりゃもう…。んちゅ…」
「あはぁん!」
「紗都摩さんのおっぱいが大きいから…おっぱいも自然にキスし合ってます…」
「美しい光景だ…。レズのSEXは芸術だとマディソンがよく言っている…」
「マディソンさんって…紗都摩さんと…やっぱりデキてるんですか?」
「ナイスな質問。私も気になってた」
「私も女だからな…。母淫がいかに皆とSEXを通じて皆と恋愛しろと言っても…やはりそれを超えた恋心というのはある…」
「紗都摩さん…擦り方が激しくなりましたよ…?」
「女性器も半端なく濡れてきたよ…?」
「ば…バカ…。確かにお前達とも女体を重ね、愛してると心から言えるが…マディソンへの愛してるは少し違う…。
独占欲があるのだ。マディソンと愛し合ってる時…私はこの上なく幸せなんだ。
マディソンが、一番大事な女性器を、無防備に私の前へさらし、喘いでくれる事が…安心をもたらすんだ」
「いいなぁ…。そりゃ本当の恋には独占欲ってつくよね…?」
「だが、嫉妬に身を委ねてはいかん。そのために母淫がある。今はお前達と愛し合うために、私の女体はある。優…キスしていいか?」
「さっきの話のせいで…紗都摩さんがより魅力的に見えるようになりました…んちゅ…」
「ちゅぷ…」
「レズって、こんな風にくっちゃべりながらSEXできるから好きです…」
「ぷはっ…!ああ…それが母淫がレズSEXを勧める理由だ。お互いに興味が湧いてくるし、スローセックス自体、体にいい」
「女なら、何度でもイケるしね…。そっか…レズって最初、なかなかイケなくて困ったけど、焦らずにゆっくり何度もイケばいいんだ…」
「そうすれば、自律神経にもいい効果があるぞ?何度もゆっくりイケるという意味で、性的に満たされてる女は、レズ以外にはそういまい」
「だから、私達のとこをわざわざ訪ねたんですね?話ながらゆっくりSEXするために…」
「ああ。あと男性と違うのは、女はいいイキ方をすると、興奮状態はそのままに感度が上がる。
いい相手とレズSEXを長時間していると、全身性器のように感じまくれるぞ…?」
「いってみたいなぁ…その領域」
「和奏は、常日頃から和奏を想い女性器をいじっているから、全身性器だぞ?あのヤラしい裸体を見れば一目瞭然だろう」
「それは…なりたくない例えね」
「スローオナニーもバカにしたものじゃないぞ?要はあっさり貫かれる直情的な願望を捨て、ゆっくり時間をかけて性器を刺激するんだ」
「今度やってみようかな…?」
「ちょっと!ら…乱交の最中に自慰の話…?」
「いや…。マディソンも私も忙しくて逢えない事が多くてな…」
「私は単純にオナニーも好きだからかな。初めてのオナニーも、兄貴の部屋のエロ本だったし」
「だから、昭和か!」
「今度、いいオナニーの仕方教えて下さい」
「ああ、勿論だ。…ハァハァ…私、そろそろ一回イキそうだ…」
「わ、私…とうにイキたかったんだけど、話の流れがあれだったから…」
「す、すまん…」
「じゃ、私合わせます。…い、一緒に…一緒に…!」
「私も…一緒がいいっ!」
「イクっ…!イッてしまう…!い…イクぅぅぅぅぅぅ!!」
「じゃあ、邪魔したな」
「またどうぞ〜」
「あ、言い忘れてたが、冷蔵庫にpastelのプリンがあるから、皆で食べてくれ。ではな?」
「…行っちゃった」
「思ってたより、いい人だったね」
「そうね…。洒落たプリン持ってくるあたり、イメージと違うけど」
「あ、それ私を思った。あの顔は、絶対とらやでしょ普通」
「亀屋万年堂でギリね」
「ナボナはお菓子のホームラン王です」
「だから、昭和か!」
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