(1月30日)
「お茶いれたわよー」
「あぁ、こりゃどうも。おぉー!湯のみが熱い!癒やされるぅ!」
「彩花って、その入れ物でいれるお茶好きだよねー。ペットボトルで熱いのあるのに」
「あれ?優衣菜、急須知らない?」
「きゅうすっていうんだ。このやかんみたいなの…。知らなかったなぁ」
「これだからゆとりはー」
「ゆとりは静香世代でしょ!私、小数点3.14だもん」
「はいはい、喧嘩しない。…あーっ、お茶いいわぁ」
「静香に隠れがちだけど、彩花のほうが全然昭和だよね…」
「最近はペットボトルのお茶も、めっちゃ旨いよー?香りがもう、こんな感じ。ほんとのお茶みたいなの」
「うん。ペットボトルもよく飲むわ。別に懐古主義なわけじゃなくて、私の場合、自分が生きた事ない時代はみんなファンタジーなのよ」
「ほぁぁ〜…なるほど。確かに江戸とか言われてみればファンタジーだわ」
「でも、現代に近いほうが、色々と痕跡が残ってるでしょ?このレズ萌え荘だって、私達が生まれるより前にあるんだから」
「なるほどね〜…と言ってる間に、やっとお茶が冷めた。いただきま〜す」
戻る