(1月25日)
「んんっ…あんっ…。初芝彩花めぇ…」
佐伯佳奈よ。
ルームシェアしている純も美沙もまだ帰ってきてないから…
私は1人、鏡を見ながら全裸でオナニー。
でも、別に興奮したりイキたいからオナってるわけじゃなくて、私って考えごとする時は、オナニーしながらが一番はかどるの。
初めて考えごとした時が、オナニーしながらだったのが影響してるのかもしれないけど…
「私は…初芝彩花を超える女なのよ…!彩花さまなんて呼んであげるわけないじゃない…?あ…あぁん…!」
私が母淫に入ったのは3年ほど前。
レズだった私は、母淫の方針に強く惹かれて、教祖の初芝彩花を本気で尊敬していた。
憧れの存在で、一生超えられなくてもいいから、初芝彩花のような存在になりたいと思っていた。
「彩花さまぁ……。あ、い…いけない!いけないわ…」
でも、私はそんな素直な人間じゃなかった。
悪意がある。
初芝彩花を屈伏させ、奴隷のようにして私に従わせたい…。
そう思って、ちょうど彩花と対立していたマディソン派に、今私はいる。
けど、それも利用してるに過ぎない。
初芝彩花もマディソンも、みんな私に屈伏させたい。
それが、私みたいな小物に出来るわけがないと思っていても、自分の中の悪意に嘘はつけない…
「凄い…ヌルヌルしてきたわ…」
でも、あながち悪いことだとも思っていない。
母淫は宗教よ。
救いを求めて、なんの疑いもなく信じる。
それが、私にはできない。
何でも疑ってしまうし、初芝彩花に憧れを抱いているうちは、絶対に初芝彩花を超えられないと、私は随分前からそう思っている。
だから、初芝彩花を倒すべき敵だと認識する。
そのほうが、彩花さまもきっと私のこと…
って違う!違うわ!
私はあいつを倒さなきゃ!
新生母淫は、私が作るのよ!
「ふぅ〜…ただいま」
「あんっ…おかえり…」
「人が帰ってきた時くらい、オナニーやめたら?」
「私にとって、オナニーは瞑想の時間なのよ?」
「へいへい。今、相手してあげるから、アソコいじって待ってなよ?」
「べ…別に純とのエッチなんて、頼んでなんか…」
「私がしたいの。バイト帰りで性欲溜まってんだから」
私は崇高な目的を持っているのに…
友達…もとい、手下の性欲の捌け口にされてるのが現状なんて!
「うふふっ…。バイトの休憩中、佳奈の写メ見てオナっちゃったよ…」
「えっ…?ほ、本当に…?」
「こないだのベランダでエッチ撮った動画、あるじゃん?気がついたらアレ見てて…。
よっぽどいい思い出になったのね…。虫に刺されまくったけど」
「あぁ…純んぅ…」
「佳奈…今夜も愛してあげる」
手下を可愛がるのも、将来支配者になる第一歩。
か…可愛がってるだけよ?
決して、可愛がられてなんかいないんだから…
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