(8月30日)
「たまにはゲーセン行かない?チャリで」
「えぇ〜?優衣菜は18時までしかいれないよ〜?」
「あ…そっか。じゃあ優は?」
「行った事ないわね」
「むむむ…」
「太鼓の達人やりたいけどね〜。誰かのお母さんと一緒じゃなきゃ、行っちゃダメって言われてるの」
「しょうがない。一人で行くか…」
「なにやるの?」
「戦場の絆。高いんだよね〜」
「それ、ガンダムのやつだよね?静香、ガンダム好きだね…」
「女で好きってよく解らないわね…。美少年とかが好きなの?」
「違う違う。兄貴達の影響。SDガンダムとか子供の頃好きで、それでゲームやって…って感じ」
「なに?ガンダムの話?」
「あ、彩花がやってきた」
「彩花もガンダム大好きよねぇ…。知らない私が嫌いになるほど」
「そんなに話してないわよ…。確かに、優しか話し相手がいなかった時は、ちょっと熱く語った事もあったけど…」
「彩花〜!今からゲーセン行かない?戦場の絆やろうよ〜」
「えぇっ!い…行くのはいいけど、私アクションゲームは無理よ?こないだやって解ったじゃない…」
「確かに、あんなゲーム運ない人初めて見た」
「なにならやれるの?」
「いや…特に…」
「あ、あれとかどう?クイズのゲーム」
「あぁ、それ知ってる。みきちーが強いんだよ?高校生と対戦して勝ったし」
「クイズか…。確かに、彩花は知識豊富だもんね。向いてるかも」
「彩花なら、私が普段ボコボコにされてるなんとか賢者みたいなのを、やっつけられるかも!」
「ちょ…ちょっと待って!今日じゃなくてもいい?」
「?…うん。いいけど…」
「予習する気でしょ」
「石橋を叩いて渡るタイプだからねぇ…こう見えて彩花は」
「う…うっさいわね!」
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