(1月7日)
「ねぇねぇ?」
「んあ?」
「爪きり知らない?」
「爪きりかぁ…。私、こないだ使ったよ?いつもの引き出しにない?」
「三段目でしょ?ないよぉ…」
「じゃあ二段目かなぁ…」
「ないよぉ…?」
「じゃあ、私が使った後に誰か使ったのかも」
「お姉ちゃん?」
「私、基本実家で切るから知らないわ」
「彩花か豚さんかなぁ…」
「豚さんは爪じゃなくてヒヅメだよね」
「あ、そっか」
「そっか、じゃねぇよ!」
「あ、聞こえてた」
「あ…!ニート!ひょっとしてニートじゃない?」
「……」
「だんまりかよ!」
「今日は爪きりの日…」
「知らねーよ!」
「のぞみじゃないわよ。あんまりイジメないで」
「は〜い」
「という事は…」
「ただいま〜」
「こいつか」
「教祖のくせに、しょうもないなぁ」
「え?なに?」
「つーめーきーりー」
「爪きりないの?」
「最後に使ったの彩花でしょ?」
「優衣菜よ。一昨日、足の爪切ってたの見たわよ?」
「あ…あれれ〜」
「あれれじゃねーよ!」
「いったぁ〜い!」
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