(12月21日)
「こんばんは」
「うん。その辺に座っとけ」
「なにしてるの?…あ、コミケのカタROM」
「そっ。冬コミでまわるサークルをチェックしてんだ。2日目が多そうだなぁ…」
「2日目は東方ね。3日目は?」
「エロは…最近、まわるとこ減ってきたなぁ。西は切らないといけなそうだし…。1日目はほぼ企業ブースかな」
「いらっしゃい、百合野さん。これ…お茶とお煎餅」
「あ…お気使いなく」
「もっと甘いもん出せよ…ババア」
「あら、なにそれ?」
「説明すんの面倒くさい」
「年末に、コミックマーケットというイベントがあるんです。それの地図です」
「それ、なんかニュースで見た事あるわ。大晦日とかにやるんでしょ?大変ねぇ。
大晦日、大掃除手伝ってほしいのに、優衣ったらいつもでかけて…」
「前の日やってんだろ!うっせーな!」
「あ、思い出したわ。確か、オタクの人がコスプレしたりする…」
「コスプレとか興味ねぇし。同人誌だし」
「エッチな本とかあるの?」
「日によっては、たくさんあります…はい」
「レズの本買ってきてくれたら、お駄賃あげる」
「おい…親!」
「いくら出すんですか?」
「一冊につき500円くらいかな…」
「…フタナリはレズに入る?」
「ふた…?なにそれ?」
探す気まんまんじゃん…」
「女に男のチンポが生えてるマンガ」
「えぇ〜!それはお母さんヤだわぁ」
「じゃあ、ねぇよ!フタナリ以外のレズマンガなんか!」
「しかも、まるで探した事あるかのような言い方…」
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