(12月13日)
「あら?優衣菜だけ?」
「静香は部活の先生とエッチするから、遅くなるって〜」
「ああ、あの水泳の」
「静香は私のものなのにぃー!はげしく嫉妬!」
「静香はロリコンじゃないんだから、諦めれば?」
「私、大人だもん!18歳以上〜」
「まあ、そういう事にはなってますけどね〜」
「彩花とは付き合って何年くらいになる?」
「優衣菜と?そうね〜…4年とかじゃない?大げさじゃなく、結構母淫の最初のほうからいたから…」
「まだ母淫って名前のせいで、全然人が入ってなかった頃だもんね〜」
「優衣菜はよく入ったわね?」
「読めなかった」
「納得」
「優衣菜はね〜?なんだかんだ言って、彩花には感謝してるんだよ〜?初めて会った時言ってくれた言葉、覚えてる?」
「…なんだったかなぁー?なんか言ったわよね〜?全部知ったような感じでいい気になって」
「確かにあの頃の彩花は、今と比べるとどうかしてた(笑)」
「必死だったの!色んな意味で!…で、なに?なんて言ってた?」
「‘勉強はしなくていいから、頭よくなりなさい。じゃないと、レズなら損のスパイラルに陥るわ’って」
「よくスパイラルって言葉の意味、解ったわね?当時」
「紗都摩が丁寧に説明してくれたんだよ。レズはただ待ってても劣等感と損しかない。
幸せな毎日を送るには、豊富な知識と情報、そして勇気がいる…って」
「まあ、あの頃は世の中のせいにして、言い訳を論文みたいにしてるような人が多かったからね…。
それを変えようとした熱い時代だったわ。紗都摩なんて、私に坂本竜馬になれってきかなかったし」
「でも、あの時の彩花の言葉のおかげで、優衣菜は今、幸せだよ?
最初聞いた時は、勉強しないで頭よくなるなんてどうすればいいの?って感じだったけど」
「勉強って学校で習ったり試験やるものって先入観があるでしょ?
社会で目標立てていったり、裕福になるための知識を得るには、ネットや本使って独学のほうが早いから」
「でも、優衣菜ちゃんと勉強もしてるよ?」
「うん。だって、賢くなれば勉強やっぱりいるなぁ…って思うから」
「なんか上から目線で、むーかーつーくー」
「すみませんでした」
「感情こもってねー。ますますムカつく」
「でも、優衣菜はほんと私達を凄く勇気づけてくれたのよ?それはマディソンも言ってたわ」
「なんで?」
「赤の他人だった私達の言う事でも、ちゃんと聞いた上で自分で判断して、賢い子に育ってるって事。未来に希望が持てたわ」
「私に後を託すの?ばばあかよ!」
「でも、あながち間違いじゃないわよ?私もマディソンもみんな、未来のレズの子達に幸せになってほしいと思ってるから。
大人は極端な話、自由はあるけど、子供は自分1人じゃどうにもできない事多いからね」
「はるぴょんとみきちーも、私に似て賢いと思うよー?2人して、私をバカ呼ばわりするけど」
「うんうん。賢さはじゃんじゃん分けてあげて。レズが幸せになるには、他力本願じゃなくて、行動するための賢さだから」
「!…まぁぁぁっ!このクソガキ!彩花さまと親しげに話して!あっちへおゆき!しっ!しっ!」
「…賢くねぇ〜」
「…まあ、色んな人がいますよと」
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