(12月12日)
「なるほど…。レズとは?ね…」
「彩花さんって、随分哲学的な事が好きなのね?」
「ただのキマグレンでしょ」
「お二人は、一見バカでエロの事しか考えてない変態だけど、
こういう人に限って、案外根は真面目なのかな?と思って聞きにきました」
「毒舌どうも」
「乳首にピアス穴あけるわよ?」
「し…しっつれいしました!」
「昭和」
「そうね…。私達が書いたのは‘露出とは’だから、参考になるかは解らないけど…」
「ちょっと、私と悠子の昔を知らないと意味フかもしれないんだけど…そっから話してもいいのなら」
「聞きます!」
「こんなヒドい大人でも、一応人生の先輩だもんなぁ」
「あのバブルおばさんほどじゃないけどね」
「私達はバブル崩壊後だもんなぁ…」
「どっから話そうかしら…?真結は昔、ガッチリ、変態の旦那さんに調教され尽くしてたのよね?」
「うん…。露出調教がメインだったけど、SMもやったし…なんでもやってたわね」
「ほら、見て。今もあるでしょ?真結の女性器ピアス」
「見る?(くぱぁ)」
「うわぁ…すごっ」
「痛くないのが不思議…」
「性感帯は凄く敏感になるわよ?常に発情しちゃう感じ…」
「悠子さんは乳首とおへそなんだね。ピアス」
「やっぱり彼氏に?」
「ううん、自分で。私、確かに前の彼氏は野外プレイ好きだったけど…結局、今でも露出好きなのは、やっぱり淫乱だからなんだと思う」
「その彼氏にフラれて、次に付き合った彼氏は、野外プレイに付き合いきれなくて別れたんだもんね?」
「なんじゃそりゃー!」
「もう、あの緊張感と風あたりがないエッチなんて、全然有り得なくて…。私、スリルと性欲を結びつけるのが好きみたいなの」
「2人は、ヌーディスターで知り合ったんですか?」
「元々、野菊さんとは元旦那さん同士が、いわゆる奥さんを露出させるサークル仲間で…。だから、その頃私、野菊さんと一回レズさせられてるのよね」
「その後、2人とも別れちゃうなんて皮肉だねぇ…」
「私、離婚以来、新しい彼氏作る気ないし、第一性器に穴開けちゃってるわで…。
調教してくれる相手もいなくなったから、どうしていいか解らず、調教相手を探していたの。
そしたら…野菊さんが、旦那と別れた後も露出の活動続けてるって聞いて…」
「それで逢ったんだ」
「離婚した者同士、話もしたかったし、前逢った時に肌を重ねてるから、どこか安心できたのかもしれない」
「逢って、エッチした?」
「うん。やっぱり変態はもう普通の世じゃ生きられないんだなーって思ったわ」
「それはないと思うけど…」
「で、彼氏も乳首ピアスや野外プレイにひいて全然できなかったから、露出系サイト見て自慰ってたの。そしたら、超可愛い子いたーっと思って」
「それが真結さん?」
「て…照れる…」
「ピアスつけたアソコ、通行人に見せられるような人が、何故照れる」
「で、逢って早速一緒に野外エッチしたんだけど…超よくってさー?
女同士だから、長い時間エッチしないといけないから、もうドキドキで…。
守ってくれる彼氏がいないスリルもよかった。それで、レズに目覚めたの」
「おはようございます!」
「で、とうとう同棲まで始めて、毎日エッチし始めちゃってさ…?ある日、露出カップルになろう…ってコクられたんだ」
「なんて告白!」
「ありえね〜」
「だから…私達の女性器の中、見て…?」
「あんっ!」
「中に結婚指輪が入ってるの…」
「マジで!…どれどれ」
「失礼しま〜す」
「あぁぁん!」
「あっはぁ!」
「あ…ほんとだ。うわっ…出てきた!指輪!」
「結婚指輪っていうのは、相手そのものみたいな感じでしょ?じゃあ毎日、女性器の中で包んであげられたら幸せ〜って思って」
「悠子がいない時も、女性器の中の感触で、悠子がここにいるから大丈夫だぁ…って思えるの」
「変態過ぎる…」
「さすがの優衣菜もドン引き…」
「でも、これが彼氏に散々性的なオモチャにされた人の行く末と考えれば、全然幸せなほうだと思ってる」
「女は彼氏の命令なら、好きなうちはなんでも従っちゃう事が多いの。
真結なんて、その元旦那さんと付き合う前は、オナニーすらした事ない処女だったんだから」
「確かに、真結さんは顔つきだけ見ると、純朴そうだよね」
「5年も付き合ってたから、すっかり調教されて…。
最後のほうなんて、全裸にバイブ3本刺した状態で犬小屋に入れられて、夜中散歩させられたり…。
もう浮気もされてたから、ほんと便器みたいだった」
「よかったねぇ…別れられて」
「悠子さんは?」
「私も、中学まではそんなに遊ぶ子じゃなかったのよ?学級委員やってたし」
「高校から急に変わっちゃう子っているいる?」
「エロくなったきっかけは、彼氏が私をスワッピングパーティーに連れて行った事かしら…?」
「スワッピングって…?」
「夫婦を交換してエッチする事だよ」
「私、全然知らなかったのに…。彼氏はどんどん他の人が連れてきた奥さんとセックス始めちゃったから、
私も体差し出さざるを得なくなって…。兄さんみたいな人から、おじさんから入れ替わり立ち替わり相手して…」
「そりゃエロくなるわな」
「でも、言っとくけど母淫なんて、全てがスワッピングみたいなものなんだからね?中にいたら解らないかもしれないけど」
「た、確かに…」
「で、それ故に、これが私の‘露出とは’って話に繋がるわけ」
「悠子はなんて書いたんだっけ?」
「ちょっと長いけど…‘本当に楽しい事は、人の後ろでやるんじゃなくて、自分が先頭を切る’…ってやつ」
「確かに…さっきの話を聞いてると…」
「今の私がこんなになっちゃったのは、運もあるし、自己責任でもあったと思うの。
けど、知った以上はそこから新しい楽しみを、自分の力で見つけていかないといけない。
じゃないと、どこか人のせいにできる状態にして人生生きるのなんて嫌だから。それが、私にとっての露出。みんなとの関係」
「ほへ〜」
「真結ちんは?」
「私も…悠子と似てるけど、‘知らないのは損。たくさん知った中から選んだから、後悔しない’…です」
「確かに真結さんの今までを聞くとそうかも…」
「私…狭い選択肢の中から常に選ぶ人だったの。いじめられっ子だったから、最初から残り物選ぶしかなくて…。
だから、彼氏も一度出来たらどんなヒドい事をされても、他を選ぶって選択肢がなかったから従ってた。
けど…私が勇気を持てば、選択肢なんて無限にあったんだ…って、今振り返ると思うの」
「そうだよ!世界は広いんだから!」
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