(12月6日)
「よっ!なにしてんの?」
「人が来るから掃除よ」
「あ、ひょっとして今日、1日彼女の刑?」
「えぇ。もう、やんなっちゃうわ」
「ん…?1日彼女の刑?なにそれ?」
「母淫の風習で、どうしても意見の対立とかで仲が悪い人同士を、
1日だけ無理やりカップルにして、仲直りして貰おうってやつよ」
「優衣菜も、静香を1日彼女にしたいなぁ…」
「へぇ〜。じゃ彩花、仲悪い人いるんだ?ま、そりゃいるか。教祖だもんね」
「元々、1日彼女の刑が最初に執行されたのも、彩花さまとマディソンだから」
「マディソンは元々、彩花に惚れてるからね〜。自分のためにこの刑作ったんじゃないの?ってくらい」
「じゃあ、今回もマディソンさんなの?」
「ううん。今回の相手は…佐伯佳奈よ」
「げっ…。佐伯佳奈かよ」
「彩花さまをネット上で猛烈批判して、自称マディソンの腹心だっていう、母淫のカリスマ女子高生。
彩花さまより自分が教祖にふさわしいとか…むきぃぃぃ!無礼極まりない小娘だわ!」
「小結だわ」
「どうなる事やら…」
「彩花、ドMだから罵られまくるかもね?」
ピンポン!
「えっ!もう来た!?…やばっ!隠れて隠れて!」
「えぇっ!マジで!?」
「押し入れ…!押し入れの中に入るのよ!」
(玄関)
「はい〜」
「……」
「佐伯佳奈さん…実際にお会いするのは初めてですよね?どうぞ…」
(彩花の部屋)
「(黙ってる…。口開いたらなんか言われるんだろうなぁ…)」
「きたみたい…。しぃ…」
「私は…毎晩逢ってるの…」
「えっ…?」
「妄想の中で…彩花さまと…。私、女性器をいじくるとすぐ彩花さまの顔が浮かぶの…!」
「あ…。え…。ほ、ほんとにあの…佐伯佳奈さん?反彩花派の代表格の…」
「えぇっ!あぁ…!彩花さまぁ!私の全裸見てぇ!女性器すみずみまで見てぇ!」
「なによあれ…?佐伯佳奈のあんな態度…見た事ない…」
「わ…私が嫌いなんじゃないの…?それとも、1日彼女だから割り切って…?」
「違うわよぉ。私は昔から彩花さまを誰よりもお慕いしているわぁ…。
あぁ…彩花さまの神々しい女性器…ずっとずっと…舐めたかった…」
「あ…あぁん!別に神々しくなんて…」
「彩花さまの女性器を舐めれば、幸せになれるって…若者信者の間ではもっぱら噂よ…?」
「凄い積極的だなぁ…。実は好きなんじゃないのかな?」
「彩花さまの批判…いっぱいして、ごめんなさいっ!彩花さまは、どうせ私なんかに振り向いて下さらないから…悔しくて…!」
「あらあら。ずいぶん子供っぽいのね…」
「だって…!私の女性器は、一人で毎晩…彩花さまを一方的に愛して、潮を噴いてるのよ?
切なすぎるじゃない…?ほら見て?オナニーとレズしかしてないのに、もうこんなにビロビロ…」
「ごめんなさい…。じゃ、今…佳奈さんの女性器、愛してあげるわね…?ちゅぅ…」
「待ってましたぁ!…あぁん!次期教祖とか言ってごめんなさいっ!少しでも彩花さまに意識して貰いたかったのぉ…!」
(佳奈の家)
「ただいま」
「お帰りなさ〜い」
「どうだった?彩花さまとの1日デート」
「ふん…。あの女、私にビビってすぐに股間を広げて…。教祖なんて器じゃない、ただの雌犬だったわ」
「マジで!?」
「ほんとかよー?」
「ほんとよ!今日のデートで、やはり一刻も早く私が教祖にならなくては…と確信したわ」
「(ああ…また彩花さまとの距離が遠い、いつもの日常…。私はまた知らない間に、彩花さまを自ら非難し、嫌いになっていくのね…)」
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