(12月2日)

※画像準備中
「こんにちは〜」
「あ、百合野さんだ。…って、うわっ!なにこの荷物!」
「その前に服脱げよ〜?ここはレズ萌え荘だぞ?」
「脱ぎません!私はそんな破廉恥な世界観、許せない!」
「優衣の言いなりのくせによく言うよ〜?」
「優衣のきまぐれで、いつも裸にさせられてるから大人のプライドがあるのよ」
「ち…違いますっ!優衣は…残念な子過ぎるから、私が哀れみで可愛がってあげてるだけです!」
「残念な人がよく言うよ…」
「で、その荷物はなんなの?」
「百合物件を持ってきました」
「百合物件?」
「ああ…。百合ってなんかこないだ言ってましたよね?オタク向けの」
「オタク向けじゃありません!もっと神聖なものです!」
「あ…いっぱい出てきた。漫画、小説、アニメのDVD…」
「マリみてなつい〜」
「あ、そうだ。思い出した!マリみて読んだよ!授業中に!」
「授業中かよ」
「どうでした!?」
「ん〜とね?今、8巻くらいだったかな?最初は私、絵見て‘少女漫画とか読まないからなぁ…’と思ってたんだけど…」
「静香って、少女漫画読んでるイメージ0%よね」
「仕方ないじゃん!兄貴の買ってきたジャンプとか読んで育ったんだから!」
「で?面白かった?」
「うん。ちょっと上品過ぎて、最初はありえねーとか笑って見てたんだけど、
慣れてくると本当に自分を投影させ始めるくらいになってるから不思議。こういう人間関係とかいいなぁと思った」
「良かったぁ…。優衣菜もマリみて読んで、中学からは女子校を目指す事にしたのです」
「本来は、母淫もマリみてのような世界観であったら良かったのに…」
「それは無理でしょ。ここは下品な子ばっかりだし」
「あんな風に純粋培養で育ってみたいよなぁ」
「他にも百合物件あるわよ」
「なんで物件?」
「うわぁ…。なんか…少女漫画っぽい絵柄が多いなぁ」
「マリみての影響なんだよ」
「でも…これ、誰をターゲットにしてるの?私より若い子?」
「オタクの人達じゃない?マリみてを流行らせたのもオタクの人達だし」
「ふ〜ん…。私はこの系統はやっぱりちょっと苦手だなぁ。NANAとかハチクロみたいなのは読めるんだけど…」
「どちらかと言うと、最近の少女漫画じゃなくて、昔の少女漫画よね」
「こっちは男性向けですよ」
「うわっ!ほんとだ…。これは…萌え〜って感じのやつ?」
「そんな感じね」
「これもなかなか良かったよ?男の子が喜びそうな目線な感じはあるけど、私みたいなガチレズには合ってたみたい」
「萌えはよく解んないなぁ…」
「置いていくんで、良かったらヒマな時読んで下さい!そして、母淫をマリみてのような上品な百合組織にする第一歩を共に!」
「それ、彩花に言ったら?」
「あんな下品な和奏先輩の上司、信用できません!」
「ぶひぃぃぃ!なんですってぇ!」
「ひぃっ!」
「あれ、いたんだ?」
「トイレだったのか」
「彩花さまの崇高な理想が理解できないなんて…!この豚め!」
「豚が豚って言ってるよ…」
「うるさいですっ!和奏先輩は…私の百合への憧れを最初に踏みにじった罪深き人です!
その、だらしない下品な裸を私の前でさらしただけでなく……っああ!言葉にも出したくない!」
「むきぃぃぃ!私の神々しい尻の穴を舐めさせてやった恩を忘れて、よくも知った口を!」
「下品な事ばかり言わないで下さい!女はもっと可憐で純粋で、清楚なものなんです!それを…この恥知らずの全裸SEX集団め!」
「私達にまで飛び火しちゃったよ…」
「ヒステリーはみっともないよ…2人とも」
(優衣の部屋)
「は?また百合広めんのに失敗したの?」
「ひ…ひぃ!ごめんなさい…!」
「脱げよ?責任とらせてやる」
「は…はい…」
「お前、マジ使えね」
「お、お許しを…!ま、マリみては皆さんお読みになってて…」
「ふ〜ん…。でも、だいたいお前は薦めるもの自体、真面目過ぎるよな。百合姫とか」
「は?百合姫やつぼみじゃないなら何を…」
「東方のカップリング本のほうがよくね?」
「そ…そんなぁ…」
「うっさい!とにかく私が全部正しくて、お前は全部間違ってんの!おら…尻突き出せ」
「あぁ…。崇高な百合の世界を目指す私にとって、なんという恥辱…!これじゃ…品のないエロ漫画だわ…」
「お前、友達いないからって中学生のいいなりになるなんて、ダメ人間過ぎなんだよ!…嬉しいけどさ」
「あんっ!今は耐えるのよ…美姫。私は百合野美姫…。百合を野に広めるため産まれた美しい姫…なんだから」
「本名は和代(かずよ)だろーが!だっせー!本名もハンドルネームも両方だっせー!」
「あはぁん!言わないで下さい…!和代、悲しい…」
「ドM女め。ダメ人間の私に調教されるなんて…どんだけダメ人間なんだよ…?」
「いひっ!いひっ!大人のくせに子供に調教されるなんて…!あはぁん!これが私の…沼尻和代の人生なんですぅ!」
「でも…ありがとう」
「え…?」
「な…なんでもねぇよ!ほら…イッて責任をとりやがれ!」
「はいぃ!和代はまた…百合を広める任務に失敗しましたぁ!責任をとって…イキます!あぁぁん!優衣さまぁ!イクイクイックゥゥゥゥ!」
(優衣の女性器舐め)
「お前はほんと淫乱だな。あんっ!」
「優衣の前でだけですよぉ…。女なんてこんなものです」
「…美姫はなんで、母淫にい続けるの?」
「内部から母淫を変えていくためです。あんなに女性が品のない世界、私は認めたくないから」
「それで百合か…なるほどね。けど…なんで私の彼女でいてくれんの?なんか理由があるんじゃない?」
「……」
「…あるんだ。だよね?じゃなきゃ、こんな関係有り得ないと思ったんだ。都合良すぎるもん」
「苦労してるんですね…優衣」
「べ、別に苦労とかしてねーし、苦労なんか大嫌いだし!」
「…ダメな大人にならないための修行です」
「ダメ人間が、ダメな大人にならないための訓練?」
「私は…ダメ人間でも全然いいと思ってます。けど、ダメな大人には…なっちゃいけない。両親がダメな大人だから…」
「ダメな大人ってどんな?」
「プライドだけ高くて、人に頭を下げられない。人の意見を聞かない。自分が絶対正しいと思ってるから、文句ばかり言う…とかですね」
「うっ……。お、お前!私の事…言ったんじゃないだろーな!」
「優衣は中学生だから、まだ変われますよ。ダメな大人は変われないんです。うちの両親…還暦過ぎてるんですけど、2人揃って筋金入りのクレーマーです」
「うわっ…!そういえば、クレームってたまに見るけど、たいがいジジババだよね?私も急に理由もなく怒鳴られた事あるし。知らない人なのに」
「だから…年下の優衣とこんな関係でいるのも…そういう大人にならないための修行なんです。しっかり目標を持って生きて、若い人や未来の子供のために生きる。…はい」
「…なんか、聞かなきゃよかった」
「優衣…?」
「美姫…ダメ人間なんかじゃないじゃん!凄いじゃん!私…それに比べて超ダメじゃん!凄ぇ不安になった…!」
「大丈夫ですよ…優衣。優衣もちゃんと、大人になっていきますから」
「でも…このままじゃ私、ダメな大人になるよ!」
「しっかり自分を客観的に見る目があれば、ダメな大人になんてなりませんよ?」
「…帰って」
「え?」
「帰れよ!ダメ人間のくせに、私に説教すんなよ!死ね!今すぐ死ね!死にたくなかったら帰れよ!」
「わ…わかりました。お邪魔しました!」
「裏切り者!お前だけは味方だと思ってたのに…!」
「ハァハァ…。もう…ヤだよ。不安ばっかりだよ…。誰か…助けてよ…?…美姫なら、助けてくれると思ったのに…!」
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