(1月1日)
静香です。
お正月は毎年、実家にいます。
おばあちゃんが亡くなった時、私が両親とちょい揉めしたせいで、実家に親戚が集まっても、なんだかちょっと気まずいです…。
しかも…今、私…学校辞めてとんでもない仕事してるし…
絶対、両親に言えない…
「あけましておめでとう〜」
「あ…おめでとうございます」
男兄弟が多い中で、唯一歳が近い女の親戚が清香(さやか)さん。
小さい頃からの付き合いで、親戚と一緒にいるの飽きちゃった私を連れ出してくれて、兄貴たちと一緒によく外で遊んだなぁ。
「静香ちゃん?ちょっと外…なんか買いにいかない?」
「え…?」
お手洗いに行ってきた帰りの私を、清香さん…私はさや姉って呼んでるけど、廊下で呼び止められた。
「結婚結婚、凄い言われちゃって…」
「あ…言われてたね。こないだまで大学生だったのに、大学出たらもう言われるんだ…」
「社会人も2年目は特に話題ないからかしら…」
私よりも背がちっちゃくて、見た目も声も可愛いさや姉は、優しくてお年玉もくれて、年一回の私の潤い。
「モール行きます?」
「行きたいけど…混んでるわよね。あそこはどう…?しずが好きな…ほら。おっきなホームセンター」
「あはは…。あそこは同級生がバイトしてるんで、最近はちょっと…」
学校を辞めちゃった今、元同級生と地元で出くわすのは極力避けたい。
ま…そのホームセンターでバイトしてんのはセフレの五十嵐だから、今も会ってるんだけど。
「ふ〜ん…。じゃ、ちょっと電車乗ろっか。反対方向なら空いてるんじゃない?」
「めっちゃ出かけたがってますね…」
「あはは…。ちょっと家族に後ろめたいことがあって…」
「へぇぇ…。さや姉、そういうのないイメージ」
「しずはどうなの?」
「い、いや…私は…」
ありまくり。
「じゃ、ちょっと待っててね。準備するから。…皆さ〜ん、静香とちょっと出かけてきま〜す」
親戚軍団の中に入っていくさや姉。
お酒を頼まれそうになったけど、3〜4時間帰って来ないからと行って切り抜けた。
「彼氏とかいるんですか?」
「ううん〜全然。しずは彼氏いる?」
「い…いるわけないじゃん!」
彼女っぽいのならいますけど…
「よし…。じゃ、行きますか!…うわっ、寒…!」
駅までは近いんだけど、その道すがら、さや姉は衝撃的なことを口にした。
「…なんで着替えたの?しかもそれ、学校の制服…」
「えっ…?あ…。さや姉がちょっとオシャレだから、ジャージじゃまずいかなぁ…と思って」
「…しずにとって、ちゃんとした服イコール制服ってこと?」
「だって…私服とか選ぶセンスないし、制服が万能だよね〜って思って」
「百歩譲って、制服はいいにしても、それ夏服…。半袖…」
「冬服って、いつ切り替えたらいいか分からなくて、ずぅ〜っと夏服のままだったりするんだよね、私」
「寒くないの?」
「全然。私、超暑がりだから。体温高いし」
さや姉がさっきから笑ってるんだけど、そんなにおかしいかなぁ…
小学校の頃の同級生の男子とか、一年中短パンだったけどなぁ…
「ねぇ、スーパー銭湯とか行かない?確か、温泉出るとこなかった?」
「!…あぁ、でもちょっと風邪気味なんで…!」
スパ銭行ったら、Vの字水着の跡がバレちゃう!

そもそも、水泳やってた頃は日焼けしてても違和感なかったけど、
冬まで焼けてるのはおかしいから、友達の日サロでタダで焼いてるって言うのが精一杯の言い訳。
まあ…母淫のギャル軍団がやってるとこだから、嘘ではないんだけど。

ちなみに、私の日焼けは毎年親戚からツッコまれて、
ハワイ帰りのおじさんが必ずマカダミアナッツをみんなに振る舞うのが恒例。
「そうですか…。スパ銭は無理ですか…」
「すみません…」
「去年も同じようなやりとり、しなかったっけ?」
「あ、したした!」
去年の今頃は…
まだギリ、学校も辞めてなかった。
親戚とその話題にならなくて良かったぁ…
さすがに親も隠してくれてたけど。
「…しぃず?」
「はい…?」
「人違いだったらごめんね!人違いだったら…私の激ヤバ私生活がバレちゃうんだけど…」
さや姉の私生活、全然ヤバくなさそう。
ちょっと天然そうではあるけど。
「まぁ…恋人…。彼氏みたいなのがね?いるにはいるんだけど…」
「おお。おめでとう」
そりゃ、こんだけ可愛けりゃいるよね…
「あんまり…夜の方が…上手くいってないっていうか…」
さや姉、そういうのほんと縁がなさそう。
「だ…だからっ!しずに教われないかな…と思って!」
「えっ?な、なんで私…!?」
えっ?ま…まさか…
私が学校辞めた後、なにやってるか…知ってるの!?
「これ…私の携帯、画像あるんだけど…。…これ、しずじゃない?」
ほんとにバレてるパターンじゃん!
「…はい。最近出したやつ…です」
さ…さや姉が、画像に映ったDVDパッケージの、全裸の私を見てる…
「け…軽蔑してるとかじゃ絶対ないのよ!わ、私のほうがむしろ変態だし!」
見せたほうもパニクってる!
「…ごめんなさい。私…レズで、AV出たことあるんです…」
学校辞めたとかそういう部分はぼかしつつ、精一杯の告白。
「も…もう帰りましょう…?」
恥ずかし過ぎて、さや姉と一緒にいるのが辛い…。
まさか、親戚にバレるなんて…
「…ごめんね。しずって…レズだったんだ。全然気づかなかった…」
親戚には性欲出したりしないし…
「とりあえずね…?思ったのは…しず、エッチこんなに上手なんだと思って」
「…や、やめてよ。恥ずかしいよ…」
「相手の人のお尻舐めたりとか…凄いなぁと思って」
「いじめないでよぉ…」
「そ、そうじゃないの!私…ただ、しずに…ちょっと教えてほしいな…と思って」
え…?
「ごめん…!さっきは嘘ついたの。私の彼氏って…結構変態で、ドSっていうか。でも私、なかなか喜ばせてあげるようなHができなくて…」
ショック…
純情可憐なさや姉が、そんなドS男子にされるがままなんて…
「彼氏、年上ですか?」
「えっ?か、会社の一年上の先輩で…」
オフィスラブかよ!
「あ、あのね…しず?実はあのホテル…こないだ彼氏と行ったの」
えっ?あれ…ラブホ…
「い…今から、一緒に入って…私に、静香のエッチを…教えてくれない…?」
「えぇぇっ…!?」
超・展・開!
「あ…あのね…?じ、実は私の彼氏が…静香のAVのファンなの!
で、私がこの子親戚って言ったら、正月ヤッてこいって言われて…!」
なんじゃそりゃ!
「か…彼氏の命令!彼氏の命令なの!ヤッて感想聞かせてって」
「…撮ったりしなくていいんですか?」
「え…?そ、それは…大丈夫って言ってた!」
自分の彼女を、自分の好きなAV女優と絡ませて興奮する人なんているんだ…
でも普通、動画とか欲しがるよね。
感想でいいって。感想ってなに?
「お…お年玉たくさんあげるから!私を助けると思って!ね?お願いっ?」
「…知らないよ、もぉ」
大学生になったあたりから、お年玉をくれたさや姉。
さや姉に頼まれごとされたのなんて初めてかも。
何でも自分でできちゃう人だし…
さや姉より唯一優れてるとこが…エロいことなのかなぁ。
まさかのラブホへイン。
さすがさや姉なのか、凄くキレイで面白そうなラブホ。
「こないだの部屋、空いてなかったわ…」
とりあえず、ゲーム機が一通りレンタルできて、
デフォルトでPS4があってビックリ。
さや姉とはよくゲームしたから、このままゲームに逃げたくなっちゃう…。

でも、よく考えれば去年の私って、
家電量販店の初売りで斉藤とばったり会って、
そのまま駐車場でセックスしちゃったり…
あ、斉藤が高橋んち行こうって行って
続きヤろうって言って、高橋も裸にして3Pしちゃったなぁ…
姫始め姫始めって言って盛り上がっちゃった…。

レズ萌え荘でも、全裸ではねつきして
墨を乳輪のまわりに落書きされたりとか…
あぁ!優衣菜に「↓便所女」とか落書きされて、
私超怒ったの覚えてる!

福笑いエッチっていうのもヤッたなぁ…
お互い目隠しして、「そこそこ!」とか言いながら性感帯を探したり…
私と優でヤッたっけ。
優のおっぱいがなかなか見つからなくて怒られたような…
「なにニヤニヤしてるの?」
「あ、別に…」
そういえば、今年はまだレズ萌え荘にも行ってないし、友達とも会ってないし…
そういう意味では、さや姉と…なんて衝撃的でいいのかもしれないなぁ。
「け、軽べつしたりしないの…?こんな裸で…」
「うわぁ…。さっすが…!この水着跡、いっつもつけてるの?」
「うん…。さ、さや姉もスタイルいいね…」
全裸になった私。
さっきまで、親戚みんなと一緒にいた人とこんな格好でこれからSEXするなんて…
元旦早々、何してるんだろう…私。
さや姉も今、ブラ外しておっぱいがポロリする所…
「え…えぇぇぇっ!?」
「そ…そんなに驚かないでよ…?外すの忘れてきちゃった…」
さや姉の両乳首にはピアスが…
「ち、乳首にピアスなんて…。それも…彼氏ですか…?」
「ま、まあね…。ちょっと…調教?みたいな」
パンティーを脱いださや姉の女性器を見た時には、もう納得してる自分がいた…
「せ…性器にもピアス…?」
「うん…。始めて?こういう人」
「ううん…」
ヌーディスターの真結さんと悠子さんとか、ピアスだらけでした…
「凄いなぁ。そんなにひかないんだ?さすがAV女優って感じ?」
ほんとは母淫で色んな人とSEXしまくってるからなんだけど…
「痛くないの…?」
「もう慣れちゃった。むしろ、いつどこでも感じちゃうからやみつきかも…」
「…凄い彼氏だね。調教」
私は…その彼氏にここまで調教済みのさや姉とヤるのか…
なんか寝とったみたいで背徳感がある。
「じゃあ…とどめを見せちゃいまぁす!」
さや姉がゆっくりターンすると…
「ひっ…!はぁぁぁっ…!!」
は、初めて見た…
女の人で…こんなの…
「彼氏以外に見せたの…静香が初めてなんだからね…?」
背中からお尻にかけて…入れ墨。
全裸の女の人が描かれてる…
「アフロディーテって言うの。私の背中には女神がいるんですぅ…」
「ど…どんな彼氏なんですか…!?」
「え?ああ、メガネっ子…じゃなかった、メガネ…男子?ちょっとインテリな感じの…」
「鬼畜じゃん…。ここまでするなんて…」
「あ、でもお揃いで入れたから」
「お揃い…?男で入れ墨入れてたらそれって…」
そっち系の人なの?さや姉の彼氏…
いつの間にそんなヤバい世界に…
「ち、違うの!怖くないの!全然怖くないの!むしろ、私よりおとなしいし優しいし…!」
「え〜?のぼり龍とかじゃないのぉ…?入れ墨…」
「そういうのじゃないから!タトゥーだから!私、アフロディーテで相手ヴィーナスだから!全然怖くない!」
「ヴィーナス…?男で…ヴィーナスの入れ墨…?」
「あ…。は、はい…」
なんか怪しい…
もしかして、さや姉の恋人って彼氏じゃなくて…
「い、いいからSEXしよ…っ!ホテル代、私が払ってるんだし…!」
「あんっ…!」
時間は21時半。親戚たちがみんな車で帰り始めている頃…
私とさや姉は仲良く初詣に行きました、ってメールをして…
新年早々バチあたりです…
「じゃあ、SEXしてるとこ…自撮りだけどカメラで撮っちゃうね?」
「えっ?そ、そんな…。彼氏に見せるの…?」
「平気よ?流出させたりしないから。ほら見て?ポラロイド式だから、すぐ出てくるのよ…写真」
さや姉と私がおっぱいを寄せ合ってキスしてる写真が、その場で出てくる。
「私の彼氏…カメラ女子なの。だから、色んなカメラでお互いの異常な姿取るのが大好きでぇ…」
「…?彼氏がカメラ女子?」
「あ、ち…違う!カメラ男子カメラ男子!」
「さや姉も彼氏が全裸で異常な変態姿してるの、撮るの好きなの…?」
「うん…。だって、好きな人が好きなものって一緒にハマっちゃうじゃん…」
「彼氏は…さや姉みたいに性器にピアスつけてるの?」
「え…ええ」
「おちんちんに?」
「お…おちんちんによ!」
その割には、女性器のいじり方がうますぎる気がするんだけど…
もう私、3回もイカされちゃってるよ…?
「AV女優になった静香とSEXできるなんて…なんか何重にも幸せぇ…。自慢しちゃいたい…」
「誰に自慢するんだよぉ…?もぉ…」
こうして元日の夜は…一晩中、SEXをして過ごしてしまいました。
さや姉はエッチしながらも、私の悩みを聞いてくれて、たしなめてくれたりして…
家出はしちゃってるけど、少し親とのわだかまりが解けそうになりました。
さすが親戚…
小さい頃から私のことも両親のことも、亡くなったおばあちゃんのことも知ってるから…
話しやすい。
「ふぅぅ…。一回テレビつけて、飲み物飲む?」
「あ、はぁ〜い」
でも、さや姉が背中を見せる度にアフロディーテのタトゥーにたじろいでしまう。
「スパ銭とか入れないんだよね…タトゥーって」
「うん。だけど…全裸って特別な人にしか見せたくないって気持ちがあるじゃない?」
えっ…?
レズ萌え荘はみんな全裸見せ放題ですけど…
「好きな人にしか見せたくない、とびきりの姿を服の下に用意していたい…って思ったの。旅行先ではだいたいラブホに止まるし、貸切風呂とかもあるから…心配ないわよ」
好きな人にしか見せないはずの裸…
私も見れちゃってるんだけど、どういうこと…?
昔、さや姉と子供の頃、お正月一緒にスパ銭へ行ったの覚えてるけど…
あの時の成長過程で無邪気な裸が、かたやAV女優になって、かたや入れ墨かぁ…
大人になるって大変…
「アフロディーテに見惚れててもいいけど…私のアナルもよろしくねっ?」
尻肉をくぱぁするさや姉。
サラッと、アナルセックスもバリバリするんだってことがバレてる…
「アナル舐めっ!」
「あぁん!アナルたくさん舐めて貰って…今年はいい年にしよおぉっと!」
元旦からこんなで…今年一年どんな歳になるのかなぁ…
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