| 旭川市文化功労賞 受賞にあたって |
|
![]() |
長い間コスモスに投稿しながら休詠しないように努めていたが八十歳を過ぎて或る日,突然盛り上がる意欲が涌いてきた。このままでは埋没してしまう。今までの努力は何であったのか,これからでも間に合う,初心に帰って頑張ろう,そう思った途端物凄い程体と心に力が漲ってきた。今まで想像もしていなかった百歳まで生きるの具体化にかかった。旧い住宅を勉強しやすいように改造した。生まれて初めて自分の部屋を持ち,いつでも勉強の出来ることは最高の幸せである。 私の師コスモス短歌会創立者の宮柊二は常に短歌は人であり心であると教えられた。そして歌は生の証明であり,人間として真面目に生きる道標と思っている。私は満95歳の人生を完全燃焼した思いである。天災地変ない人情豊かな街に住む幸せを享受出来て感謝感激である。 |
旭川市文化賞贈呈式 平成19年11月3日(土) 午前11時〜 旭川市大雪クリスタルホール 国際会議場 旭川市教育委員会 旭川市文化功労賞 賞状 (揮毫 石崎 閑雲) 記念レリーフ 「ななかまどの女性U」 (板津 邦夫作) |
![]() |
| 作 詠 マイナス四十一度の朱鞠内ダムの工事に人あまた死す 連行と拉致の差あれど日本が過去に犯せし悪事忘れず 八千の老若男女童まで歩くスキーはよき友つくる 傘寿まで歩くスキーに親しみし記念の写真いくつも掲ぐ 生まれし日の汝の温もり思い出づ六十歳の亡骸に触れ 眼の見えぬ妻と捨へる子のお骨体の割に足指細き 吾と妻の米寿傘寿に宮さんは全力の愛と祝ひくださる 涸谷の岩場に生えし穂芒の一本そよぐそれだけの秋 優佳良織真紅のネクタイ目立つから北の一夫のトレードマーク 鶴ならぬ百人の脚がゴンドラの床を踏まへて空中に浮く 歌集「き花凍む街」より |
|