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実証されたデポジット効果
デポジット実施以降、回収率は9月に34・3%、10月に49・6%、11月に72・1%と急激に上昇してきました。そして12月には69・5%と少し足踏みし、そのあと一気にはねあがったこの数値、驚異的という以外にありません。まさにデポジット効果(ラッキーデポジット効果!?)の証明といえるでしょう。予測を超えたスピードと、期待を上回る高率で達成されたこの回収率は、町から空き缶やペットボトルの散乱がなくなる日が夢ではなくなってきていることを示しています。
所沢のダイオキシン問題、愛知の藤前干潟や東京湾三番瀬のゴミ処分場新設問題など、新聞やテレビで、ゴミ問題に関するニュースが連日報道されていますがそこに共通するのは増え続ける廃棄物の処理に立ち往生している自治体の姿です。 ゴミの発生抑制は全国共通の緊急課題になっています。青島知事の後継をねらうすべての都知事候補たちが、その公約に循環型社会の構築を重要政策として掲げているのも当然のことでしょう。その中で八丈町デポジットがたった5ヶ月で88・0%の回収率を実現したことは、きわめて重みのある事実であることは間違いありません。
回収困難な非デポジット容器
ところで、現在デポジットに参加していない商店が半数近くあります。したがってデポジットしていない飲料容器も大量に販売されています。そのうちアルミ缶だけは、ちょんこめ訓練所と支援する方々の努力によって回収されており、その量も徐々に増えてきました。デポジットが始まる前から行われてきたちょんこめ訓練所のアルミ缶回収は、デポジット回収にも大きく貢献しているものと思われます。
とはいっても、クリーンセンターに出されるゴミを分析して推定すれば、ちょんこめ訓練所が回収しているアルミ缶は多く見ても全体の30%前後にすぎません。ましてやデポジットされてないスチール缶やペットボトルは、婦人会などの活動によってほんのわずかが回収できているだけなのです。かなりの量が分別ゴミに出されますが、海や山、路上や生け垣に投げ捨てられる容器も決して少なくありません。
商店の新たなデポ参加進む
当初ボタンの掛け違いでデポジットに参加できなかった商店の経営者たちも、それぞれ飲料容器のポイ捨てには心を痛めています。そしてだれもが販売責任を果たすためにさまざまの努力を積み重ねています。そして今、この間のデポジット実績を目の当たりにし、またラッキーデポジットの住民への反響を背景にしながら、町に対する不満、反発を乗り越えて、デポジットへ参加しようという商店が出始めました。まさしく全店参加への流れは次第に大きくなってきています。
商店のデポジット参加が進み、非デポジット飲料容器の絶対量が減少するのにともなって、八丈島から飲料容器のポイ捨てがなくなっていきます。容積にして一般ゴミの20%を占めるといわれる飲料容器は、八丈町ではすべて資源として回収されるでしょう。
当然ゴミの絶対量も減少し、処分場の経費節減に貢献します。デポジット事業に町が投資した数千万円は充分に生かされるのです。産業や観光などの副次的側面をも含めれば計り知れない経済効果が見込まれるでしょう。その日が1日でも早く来るよう、みなさまのいっそうのご協力をお願いします。
デポジットでちょんこめ訓練所の回収はどうなるの?
「ちょんこめ訓練所にいくアルミ缶がなくなる」との心配が一部の人から聞かれますが、それは無用です。デポジットで回収されたアルミ缶も分別収集で集まったアルミ缶もすべて、リサイクル業者への販売収入はちょんこめ訓練所に寄贈されています。デポジット参加が進み、回収が多くなればなるほど、ちょんこめ訓練所にわたる金額も増えます。
また、今はデポジットされてないアルミ缶の独自回収とそのプレス作業をちょんこめ訓練所が分担していますが、デポジットの比率に変化が出てくれば、新たな分担方法によって、ちょんこめ訓練所が現在と同等の作業内容を維持していくことは十分可能なのです。
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