TIANJIN
 HAM-RADIO 

中国・天津のアマチュア無線局訪問!

HAMの本当の楽しみは?
心のふれあい!!

9月19日から27日に掛けて天津のアマチュア無線局を訪問しました。
ja7agl、ja7qm、ja7lgu、ja1cvfの4人です。 昨年by3aa局のsstv対応のお手伝いをしましたがマシントラブルのため果たせず再度の訪問になりました。

今年は張り切って、by3aa天津無線電運動協会青少年科学技術センター、by3an天津市実験中学校、 by3ao天津市上海道小学校、3局のsstv対応と、by3ax 天津市鉄路中学校の開設(cw、ssb)を手掛けることにしました。

夜9時過ぎに北京空港へ到着した私たちは”老朋友”のLiさんとby3axの先生たちのお出迎えを受けホテルに1泊し翌朝天津へ向かいました。

レクチャのための時間を充分にと心掛けてはいたのですが結果として運用手順を理解してもらえたか? 運用マナーは理解してもらえたか?気になるところです。 来年はja7aglが再度訪問を予定していますので今年の課題を彼に託すことにします。

ある学校で学生さん(YLさん8名)とja7agl、ja1cvfが1時間ほど対話をする機会に恵まれました。 そこでの質問”インターネットは鮮明な画像を確実に電送できるのにHAMは不鮮明な画像や不安定な通信しかできない・インターネットの方が良いのではないか?”
”確かにその通り・しかしHAMの設備は簡単で基礎的技術を習得するのに役立ち、 その結果として大きなシステムであるインターネットが動いているのです。そしてHAMの楽しみは直接話が出来ること、偶然の出会いの楽しさが大きいのです。”と優等生みたいな返答しました。この問題は日本でも共通の課題だと思います。皆さんはどう考えますか?

このような質問が飛び出すように中国でもコンピュータの関心は高く学校でも最新のコンピュータが使われています。
訪問先の学校には横断幕を掛け歓迎していただきましたが、実験中学校では電光掲示板(幅3m位)で歓迎してくれたのにはびっくり!横断幕と違いいろいろな歓迎の言葉が次々と表示されました。こんな所にもコンピュータが使われています。

24日には北京へ移動してちょっとだけ観光をしました。北京ではja6bxe石橋さんの友人 陳鉄さん(中国人)に案内して貰い楽しい旅をすることが出来ました。その方はHAMではないのですが姉弟で私たちを歓迎してくれました。朋友(友人)を大切にする中国人の暖かいもてなしです。ありがとうございました。

中関村(zhongguansun)と云われる北京大学に隣接の町は大きなビルにコンピュータショップが並び秋葉原以上のにぎわいです。中国式の商売ですから東京人にはなじみにくいですが値段はこなれています。ja7qmは我慢できずに日本では手に入りにくいマニアックなマザーボードを破格で購入していました。コンピュータ1台の値段は日本人には破格でも中国人の年収分に相当するという話です。それでも若い人が群がり、大きな荷物を自転車やバイクに積んでいる姿を沢山見かけました。コンピュータブームは相当なものです。ペンティアムV500MHzが人気の中心のようです。中国語は漢字数が多いのでコンピュータのパワーが必要なようです。今回は他の電子部品等を扱っているお店を見ることは出来ませんでした。

日本と中国の忘れてはならない悲しい出来事のあった廬溝橋を見たり、公園で書の練習をしていた老人とお話をしたり団体旅行では出来ない良い思い出を作ることが出来ました。老人は中日友好と書き握手をしてくれました。手前(青いシャツ)で書いているのはja7qmさんです。
こんなことが出来るのがHAMの本当の楽しみかも知れません。

中学校:中国の中学校は6年制のようです。たまに上級生を高校生と呼んでいる所があります。日本の中学と高校が一緒と考えて良いと思います。

【関連記事 中国 天津 訪問記 (ja7agl) がqtc-japan
に掲載されています。併せてご覧ください。】


【アンテナ調整の説明】
【無線機操作の説明】
【by3aaとの最初の交信】
【歓迎の電光掲示板】
【夕暮れの廬溝橋・中央部分の石畳は昔のまま】
【公園で多くの人が書の練習をしている】 

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