ハムフェア2002
記念製作

HF〜50MHz帯SWR計・製作記

初心者にも作りやすいKITです。

今年もハムフェアに行って来ました。今年は『JARL誕生75年 リフレッシュハムフェア!』と銘打っての大会です。
これについてレポートすると愚痴が多くなりますので今回は”記念製作”レポートです。

HF〜50MHz帯SWR計・製作記
JARLコーナーの工作教室では毎年、数種類のキットを用意して製作指導をしています。その中のHF〜50MHz帯SWR計を製作してみました。
SWR計はHAMの必需品です。もしまだお持ちでない方はぜひ1台はご用意下さい。簡単にアンテナの不具合を知ることができます。

SWRの意味はHAMの皆さんはご存じと思いますので省略させていただきます。回路は2個のトロイダルトランスを使った巧妙なものです。詳細は[アンテナ調整ハンドブック・CQ出版社JA6HW角居洋司著]を参照して下さい。

キットには穴開け済みの透明ケースと全部品が付いています。自分で用意するものは(+)ドライバ、ニッパー、ラジオペンチ、10mmスパナ又はプライヤ(可変抵抗取り付け用)、ワイヤストリッパ、ハンダとハンダごて、虫眼鏡、それと実際に使用するとき必要になるMコネクタ付きケーブル、ダミーロード等です。
ワイヤストリッパはニッパーで代用できますがテフロン線は剥きにくいのでこの際お求めになることをおすすめします。

組立は付属する説明書に従って作れば難しいものではありません。
組立前に取り付け穴位置等確認し、加工時のバリやゴミなどをキレイに取っておきましょう。基板ランド回りは特にキチッと確認しておきます。テスターでブリッジになってないか確認しておけば安心です。
配線は実体図を見ながら間違いないように。私の配線例は可変抵抗の向きが反対になっています。個人的興味でやってみましたが、こんな事すると配線間違いの元です。実体図どおりに進めるのがキット作りの常道です。
勘違いしやすいのがトロイダルコイルの巻き方向です。6tの巻き方で位相が反対になります。2つとも同じ方向に巻いてあれば第1関門通過です。その状態で運が悪いとANT側とTX側が反対になってしまいます。そのときはSWのところで配線を入れ替えて下さい。*巻き方向が時計回りか反対かで位相が変わってしまいます。
配線用の線材は余裕持って入っていました。パスコンの103(0.01μF)は基板上にチップコンが取り付けられていましたのでセラミックコンデンサは2個あまりです。


何とも愛らしい完成したSWR計
※使い方で144MHzでもOKです。

”ハムフェア2002”レポート
QTC-Japan
をご覧下さい。

 


KITの中身
小袋に分類されてわかりやすい


配線の終わったSWR計
基板とSWをつなぐ線は余裕を持って


ワイヤストリッパもしお持ちでなければ
これを機会に購入しましょう
線の太さにあわせて
正確な刃が付いています

【ja1cvf 0209】

はちのへ無線手造り愛好会

JA7BIJ 月舘さん

はちのへ手造り愛好会を主宰する 月舘弘勝さん

ハムフェアの工作教室で製作指導をする月舘さん(中央)。気さくな人柄で人望も厚いが迂ったことには意外なほどに厳しい生粋の”南部の衆”
ハムフェアでも人気のブースでした。

 

 

このKITの問い合わせは

〒039-1167 八戸市糠塚平中1-3 ツキウ商会  担当 JA7BIJ 月舘弘勝
電話 : 0178-22-0754 / FAX手動切替
http://www.mpl.jp/tsukiu/index.html

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