Dayton HAMVENTION 2008(16th~18th)
デイトンハムベンション2008

15th~20th May. 2008 


今年も行ってきました Dayton!
何がそんなに面白いの?と聞かれそうですが、

日本のHAMフェアとはひと味違う不思議の国HAMVENTIONです。

(ja1cvf May. 2008)

 

いつもDayton空港で歓迎してくれるライト兄弟(本業自転車屋さん)の飛行機
プロペラの駆動はペタルを踏んで・まるで自転車そのもの!

来年はDaytonへ行きますか?とja1fuyに聞かれたのは昨年の秋。
「そーですねマイレージが貯まってるので、もしかしたらそれで行ければGo!ですね」
訳の分からない返事をしてマイレージを確認したら3月には消滅する
。これは使わねばならない。
新年早々「マイレージ・タダ乗りで行きますよ」と返事をしたら、ja1fuyも「私もマイレージで・・・」

1月半ばにはインターネットで航空券の予約をしたので、とja1fuyから連絡があり私も同便でとnetを開いたら同便は満席、 どうしようか考えていたら他の便もどんどん満席になる始末。4ヶ月も前に予約入れてるのに、チョット釈然としないながらも適当な便に予約を入れました。
これは後で気がついたのですが1便あたりのマイレージ割り当ては極端に少ないらしいのです。「タダ乗りは贅沢云うな」と云うことらしい!
同行?のja1fuyとは行きも帰りも空港ですれ違い。不思議な旅の始まりです。

ホテルはDaytonの定宿を友人にお願いし足はja1fuyにお願いし、相変わらずの他力本願。

5月15日 いよいよ出発です。
成田でja1fuyと落ち合い、ja1fuyは一足先に出発。

私はその後別便で出発。でも途中で追い越し到着は私の方が先です。
一人旅も良いモノです。Daytonで歩き回るための体力温存で機内ではひたすら眠り続け2時間後?にはDayton到着。
時差の関係で時計の上では2時間経過しただけなんです。(実際は15時間くらい?)

何回も来たDayton空港ですがいつも出口を通り越して間違えそうになります。 間違えないように注意しながらbaggage claimへ。
いるいる、既に到着しているHAM仲間があちこちで歓談しています。
1時間ほどいろんな人と話してるうちにja1fuyが現れました。

空港からレンタカーで出発!
いつも不思議に思うのですがカウンタで鍵を受け取り指定の駐車場で車を見つけ乗り込む。その間、誰もいないのです。 なんだか自分の車に乗る感じなのです。このやり方はいつも同じ、私には不思議なことですがこれが当たり前なんです。

日本語をしゃべるカーナビ頼りにホテルへ向かいます。何回も通っている道ですがいつも間違う道でもあります。
今回は間違わずにホテルへ到着。ホテルの駐車場はアンテナの付いた車やコールサインの書かれた車でいっぱいです。
アメリカでは好きな文字をナンバープレートにすることが出来ます・HAMは愛着有るコールサインを入れるのが好きなようです。


Hamventionは相変らずクレイジーです。

Hamventionと云うの言葉はHAM+conventionの造語のようです。

陽気で明るいフレンドリーなアメリカ人がいっぱいのHamvention。日本のHAMフェアとは雰囲気が大違いです。


こんな着ぐるみ人形や変なコスチュームの
おじさんが歓迎してくれます。
カメラ向ければチャントポーズを取って
愛想が良いです。

ご存じと思いますが日本のHAMフェアがJARL主催なのに対しHamventionはオハイオ州に1930年創立の由緒ある 無線クラブDayton Amateur Radio Associationが主催するイベントなのです。
もちろんARRLも出展しています。


ARRLのブース
お客さんがいないの?
実はまだ開場前 まもなく混雑が始まります。

お偉いさんが厳か?にテープカットをして、セレモニー重視のHAMフェア。
それに引き替え時間が来れば入り口を開きいつの間にか開場。うるさい決まりは無さそうでいてしっかり秩序を保っています。
最近のように心が乱れて自分の責任が判らない日本人には無理なことでしょうか。


準備完了・開場前のチョットご挨拶。
両名とも有名な方ご存じの方も多いはず。

会場の広さは比べようもありません。
屋内の会場はいくつかの部屋に分かれて、本当のところいくつに分かれてるか判らないのです。 少なくとも大きなホールが5カ所くらい。(ガイドブックで調べたら完全な間仕切りがないところも含めて7ブロック有りました)


また、変なおじさんが現れました!

大メーカのブース・日本の3大メーカ他大きな会社の展示が多い所・しかしこのブースが何となく寂しいのです。 日本の3社も何となく元気がなくて一頃の賑わいが感じられません。


まもなくお客さんがなだれ込むはず!


一番人気のメインホール混んできたら
ゆっくり見るなんて出来ません。

アメリカでもHAM人気は下降気味です。
しかし中小のメーカが沢山有ってそちらはとても賑やかです。この中小メーカこそがアメリカHAMの原動力かも知れません。
毎年、興味を引く新製品が現れるのも小さなブース。それが大きなブースへと変化していく。良いモノを作れば売れるのでしょう。

今年、気になったのは G4TPH MLA アンテナです。
これはQRP用(10~15W)の磁界ループアンテナですが給電部がユニークです。フェライトコアを使ったトランス結合です。
何となくはやりそうな予感!net上には使用レポートもぽつぽつ出始めました。


こちらは本格的、MFJのループアンテナ
中身はこんな感じ・よく見えないよ!


ICOMのD-star対応ハンディ
小さくて手の中に隠れてしまう。
アメリカ人にはもっと大きい方が使いやすい!

屋外の会場はいわゆるフリーマーケット(flea market)です。
この広さは歩くだけで疲れる・いくつのブースがあるかは判りません。何しろ広いのです。端から端まで見通すことが出来ません。


この車、アンテナ何本立ててるの!
ハリネズミだってこんなことしないでしょ!
この車道路を走ってるんですよ。

車で乗り入れトランクを開けて売るスタイルからテントを張った大がかりなモノまで、私の一番楽しみにな会場です。
でも、日本と同様無線関係のジャンクはだんだん少なくなっているのです。


このおじさんも2~3年前からよく現れます。

収穫は少なくなったとはいえ今年もXtalのコレクションを増やすことが出来ました。 でも本当にこれは「買いだ」と云うモノはありません。
BILILAYのVX-1,VX-2シリーズ探してるんですが・・・・


おいおい!左下の丸いの、日本製でしょう。
明電舎の製品です。これ買っちゃいました。

たまたま見つけた水晶の山、面白いのがあるかとかき回していたら「全部で5$にする」と云われてとうとう買わされた。 でも内心ウキウキ!


一山5$で買わされました。


バードのスラグなんだか変ですね。
ラベルが付いていません。
1個5$で隅の方で寂しそうにしてたので
全部買ってしまいました。

人気のBIRDパワー計はジャンクと云っても高値安定。
日本人が買いあさるために高くなったと云うのですが本当のところは???
でも、面白いモノ見つけてしまいました。
ラベルのないBIRDのスラグ、すべて動作品でした。
友達にもお裾分けしてBIRD研究会開催。これでしばらく遊べそう。どう料理しようかますますウキウキです。

Dayton Hamvention の楽しみはは新製品の紹介やフリーマーケットだけではありません。
本当の意味でのHAMの真髄に触れることでしょう。
30アイテムを超すフォーラムやアワード申請、VEC試験(最高資格Extraも受験可能です。
VEC試験は日本でも受験可能ですが現地で記念受験する人も沢山います。アメリカのコールサインを貰って無線やるのも楽しみのうちかも知れません。
ARRLの書籍もお薦めです。入門用の簡単なモノから大学でも通用する高度な技術解説書など、その記述が非常にわかりやすく書かれていることは定評があります。
今回同行のja1fuyは数万円もの書籍を買い込んでいました。価値ある逸品です。

来年Hamventionは5月15,16,17日です。

*Dayton情報は【Qtc-Japan】をご覧下さい!
詳細がレポートされています。
こちらにも写真がイッパイ

 


Daytonは静かな町です。
これと云った観光スポットもありません。
でも、静かに見る所はあるようです。貴方も行ってみませんか!

数年前まではHAMのためのDaytonツアーがありましたが最近は広告を見ません。
Daytonへは日本からの直行便は有りません。しかし空路はたくさんありますので簡単にいくことが出来ます。

ユナイテッド航空は全日空と共同運行があり和食が出る場合もあります。ノースウエスト航空はデルタ航空と合併したので便利になりました。


シカゴ空港の地下通路
真っ直ぐなのに突き当たりが見えません。
天井のイルミネーション
流れるように色が変わります。

しかし、このHamventionの時だけは航空券やホテルを早めに予約することが必要になります。 小さい町なのでDayton便の飛行機やホテルが満員になってしまいます。

近くのシンシナッティやコロンバスなら充分余裕があると思います。100kmくらいの距離がありますけれど充分移動できる距離です。
それでも100kmとなるとタクシ料金も大変でしょう。旅慣れた方ならレンタカーを駆使してシカゴなどから直接Daytonに入ることも出来ます。 
これらの情報は
HamventionDayton visitors guideのサイトで調べれば良い所が見つかるでしょう。
何も見る所がないと云ってしまいましたが実は行ってみたいところがあります。観光スポットは町の南部に集中してるようです。


乗り継ぎの合間ラウンジで一休み。

物価が安定していたアメリカも最近はいろいろ値上がりしています。それでも日本に比べ割安感があるのはなぜでしょう。
インターネットなどで予約できる航空券は10万円くらいから有りますが燃料調整費が5万円程加算されることを頭に入れておく必要があります。 これはますます上がること間違い有りません。ホテルも1泊1万円+を覚悟しておく方がよいでしょう。
ドル建てですから円安になるともろに響いてきます。
現地で探せばもっと安い所が有るようです。
*今年は比較的円が高く割高感は感じませんでしたが1割2割の変動は当たり前の状況です。

Daytonでの移動は

タクシかレンタカーかタクシを使うようになるでしょう。
バスもありますが路線を把握するのはよほど旅慣れてないと困難です。
Dayton市内はそれほど道路も混雑せずレンタカーでも走りやすいと思います。
強いて云えば南部のDayton mall 付近にホテルを取った場合空港や会場のHaraArenaへ行くときハイウエーのジャンクションが多いので十分注意が必要です。
時間帯によってはかなり混雑します。とは云っても日本のように渋滞が発生すれ程ではありません。
慣れないと行きたい方に入れないだけです。
これが一大事で戻ってくるときにもまた道を間違えるのです。
レンタカーはカーナビ付きを借りましょう。
車は右側通行であることも考えると初めての時はタクシの方が安心でしょう。


Dayton mall 近くのホームセンタ
買いたいモノばかりです。
帰りのことを考え踏みとどまるのが辛いです。

タクシは日本のように流しは有りません。ホテルやレストランなどで呼んで貰えば好きな所へ行けます。
しかし帰りが問題です。
幸いHamventionの会場にはタクシスタンドがありますからそこで待てば乗ることが出来ます。
タクシに乗るためには、あまり遅くまで頑張らず頃合いを見て引き上げるのが良いでしょう。
自分で呼ぶときはタクシカードを貰っておいてその番号に電話します。 しかしアメリカも日本以上に公衆電話がありません。(会場内には2〜3カ所有ります)
私も以前、博物館最終まで見て電話でタクシを呼んだのですがなかなか来ないで、博物館は閉まるし、 再度電話したくても館内の電話は閉館で使えず肝を冷やしたことがあります。
町中でも人は歩いていませんので取り残されたら命に関わると云っても大げさではありません。


アメリカ人は国旗を大切にします。
それに比べ日本人は・・・・

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