DAITON
 HAMVENTION 

雷様の次は竜巻様が大歓迎でお出迎えだ!

物づくりの好きな人にはたまらない!
宝物の山がある

DAYTON HAMVENTIONは私にとって2度目11年ぶり今回は4人の仲間達です。

前回は乗り継ぎのシンシナッティ空港が激しい雷雨のため夕方の到着予定が 真夜中になるというアクシデントに見舞われ予定が大幅に狂ってしまった苦い経験があります。

そんなこともすっかり忘れ、あの有名なビル・ゲイツの故郷シアトルの町を散策しいよいよシカゴからデイトン入り。

シアトル空港で乗り込んだシカゴ行きUA944定刻を過ぎても飛び立つ気配なし。 日本の空港なら空が込んでいて順番待ちかなと思うところだが、広々した大空港そんなことはあるまい!

ピン・ポーン「コンピュータのトラブルで離陸できませんしばらくお待ちください」

『おやおや・なってこった!』 機内に閉じこめられること約1時間ジェットの噴射音が高まりやっと離陸した。 これで昼過ぎにはデイトンだ!うとうとしかけた頃。

ピン・ポーン「シカゴ空港は嵐のため着陸できません」 『おいおい・どうするんだ』

しばらくして ピン・ポーン「とりあえずミネアポリスへ行きます」

『なんてこったミネアポリスといえばジャガイモ畑か鶏小屋の中だよ!シカゴから1000kも離れたところへつれて行かれちゃうんだ!』

ミネアポリスに着いても機内待機・檻に入れられた猿みたいでどうすることも出来ません。 餌だけは与えられますが2時間以上の機内待機はつらい!飛行機にも燃料を、14500ガロンも入りました。 アメリカは国内でも時差があるので何時間乗っていたのか計算できなくなってしまいます。 それにサマータイムなので明るいからといって安心出来ません。
やがて噴射音が高鳴りいよいよシカゴへ。1000kはひとっ飛び遠いようで近い、やれやれ・・・しかし苦難はこれからが本番でありました。

1日中竜巻を伴った嵐で閉鎖状態のシカゴ空港は大混乱です。 足を奪われた数千人の乗客が右往左往乗り継ぎ便手配の行列はいつまでたっても続いています。 我々も3時間並んで旅慣れたAMさんのおかげで、やっと翌日1番の便を確保できました。
ところが遅く着いた我々はホテルを確保できず航空会社から毛布が支給されただけ。 頃合いのベンチも満席に近い。風雨はおさまらず大粒の雨がガラスを打ち照明灯は倒れんばかりに揺れています。すでに22時を回りました。右往左往するより腹をくくって横になれるベンチを確保しよう。明日のデイトン行き1番機は朝8時。
半日損したから明日は午後から空軍博物館に行って翌日ゆっくりHAMVENTIONへ行こう。そう決めてAIR PORT HOTELで眠りにつきました。

うとうとしてるうちにもう明るくなっています。
びっくりしたことに乗り継ぎ便を確保できない客の行列がまだ続いているのです。私たちはまだましな方だったのです。

さて、さて、定刻の8時を過ぎたのに登場手続きは始まりません。乗るための飛行機が来ないんです。
何とかデイトンのホテルにたどり着いたのは時すでに2時を回っていました。

到着が遅れたので航空博物館は止めにしてデイトンモールへ行ってみよう!(アメリカのショッピングセンタやスーパーマーケットはおもしろいですよ)

シアーズ・クラフトマンの工具売場で引っ掛かってしまった。安くて便利そうで欲しい物ばかりです。 どうして日本では高いのだろう。送料を払っても日本より安い。インターネットでも注文できるのでカタログを貰ってきました。
注意しなければいけないのはアメリカはインチ規格なのでサイズが合わない工具があることです。少しではあるがミリ規格の製品もあります。

結局HAMVENTIONは半日しか見られません。前回きたときに比べ駐車場がずいぶん多くなったように思います。

日本人が随分大勢きています。メーカーのブースはJARLのHAMフェアの方がきれいです。しかし興味を引かれるのはなんと云ってもフリーマーケットです。 駐車場の予約をすれば誰でも店を広げることが出来るらしい。もちろん雨が降れば大騒ぎだろうが費用が安いから苦情なんかでないでしょう。 JARLはどうしてお金のかかることしかできないのだろう? JARL役員の名誉欲の結果としか思えない。オープニングセレモニーはどんな風にやるのかな?まさか菊の花なんか胸に付けないでしょう。だいたい会長があんな物つけるの間違ってると思いませんか? 1番乗りの入場者につけるなら理解できます。出展費が安いせいか販売価格も安いし品物も豊かです。 そのためか日本人の買い出し組が多いのが気になります。もちろん自分が使うなら良いのですが8月のハムフェアで売るのが目的では困ったことです。

バードのパワー計のメータを買いました。ついでにゴム足も買っていこう。 20年くらい前の古いモデルだが保守部品が手にはいるのはすばらしい。買えないのはシリアルナンバーの入ったプレートだけ。 手入れをすればいつでも新品同様の性能を維持できるのがうれしい。

半日の見物ではすべてを見ることは出来ませんが巨大トルネードのいたずらとあれば致し方ないでしょう。 車がひっくり返り橋が落ちたところもあると聞きました。砂漠地帯で気象が激しいのでしょう。 次に来るときは気象が安定している朝のうちに来ることにしよう。見るのに忙しくて気が付いたら会場の写真が1枚もないのが何とも傑作です。

この後定番の空軍博物館を見て、ロサンジェルスのユニバーサルスタジオへよって日本人らしく駆け足で帰国しました。

今回はゆっくり見られるつもりがとんでもないことになってしまいました。今考えてみるとAIR PORT HOTELも楽しい想いで!来年も行こう。

HAMのビックイベント
**DAYTON HAMVENTION**


 これは勘違いしている人がいるようですが、ARRLが主催者ではありません。DAYTONの地域クラブ主催です。


【コレクションがまた増えました。デイトン土産のクリスタルユニット・2$でした。】

巨大なショッピングモール(ショッピングセンタ)はアメリカに行ったら是非行くことをお薦めします。 ただし土日は夕方で閉店するところがほとんどです。
デイトンモールにはシアーズやラジオシャックがあります。

Wright-flier
 【ライト兄弟が始めて飛んだ飛行機(グライダー)】

移動のための交通機関  車社会のアメリカは道路を人が歩くように出来ていません。 横断歩道の信号も走らなければ渡りきれないところがたくさんあります。 ダウンタウン以外では歩道がいつの間にか無くなったり行き止まりになったりすることもあります。 場所によっては危険です。

バス 服装で人を見てはいけないかも知れませんがあまり身なりの良い人は乗っていません。 私は乗ったわけでなくバス停で待っている人の感じです。長距離バスは旅行者が利用しているようです。

タクシー 気軽に利用できますが、流しのタクシーは無いとお考えください。 ホテルから出かけるときはホテルで呼んで貰います。
帰りが面倒です。電話で呼ぶことが必要です。HAMVENTIONの会場にはタクシースタンドがありますから心配いりません。 お店で買い物なら出るとき店の人に頼んでみます。大抵は呼んでくれるでしょう。
 自分で呼ぶときは公衆電話を使いますがこれがくせ者!受話器をあげてダイヤルしてアナウンスに従いコイン(30セント)を入れます。 これでつながるはずですが何回もただ取りされてしまったことがあります。
タクシーを予約したら必ず受け付け(予約)番号を聞きます。 なかなか来ないとき問い合わせに必要です。さもないと問い合わせした数だけタクシーが来てしまうことがありますよ。 
レストランで待ちきれずに催促したら、催促した数だけお皿が並んだ人見たことありますよ!
雲助タクシーも多いようですから乗ったら料金がどのくらいか訪ねることも良いかも知れません。 
あらかじめ料金はホテルなどで聞いておきます。料金はカードで支払うことも出来ます。

レンタカー 移動には一番便利です。 どこに行っても駐車場はありますし一晩止めても10ドルくらいですから便利です。
しかし交通の流れが反対ですからご注意ください。疲れているときは特に注意してください。
私なんか歩いていても左見て右見るのを、日本流に右見て左見てしまいます。(この意味が分かってからレンタカーをご利用ください)
地図と道路の案内標識の関係はとてもわかりやすく合理的です。 デイトンは田舎町で交通量は少ないですから始めての人でも結構こなしているようですが事故がないわけではありません。
くれぐれもご注意ください。

Wright-flier
【デイトンは知る人ぞ知る・飛行機発祥の地です。デイトンの飛行場で買った飛行機の模型。天井からつるして楽しんでます。】

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