いよいよ終身会員制度廃止も大詰めが近づいています。このところJARL・NEWS11月号、12月号と連続でこのことが取り上げられています。
その前のページには会員増強キャンペーンなども告知されています。
ここでJARLの会員って何だろうと考えてみました。アマチュア無線(HAM)をやるのに会員である必要はありません。しかし私は開局以来ほんのわずかな期間を除いてずっと会員でした。さらに開局以前もわずかな期間ではありますが会員でした。
何でこんなに長い40年以上の期間会員として名前を連ねたのでしょうか?
会員はQSLカードを無料で交換できます。(一時期有料の期間もありました)JARLニュースという機関誌をもらえます。その他のJARLのサービスを非会員より有利な条件で受けることが出来ます。会員のメリットはこれだけでしょうか?
私としてはJARLの会員であることは正当なアマチュア無線家である証であり、プライドを持って会員あると意思表示していました。
ですから来年の12月に会員資格が剥奪されることは大変な屈辱であります。
名誉ある終身会員であったはずが会の不適切な運営により会員資格を剥奪されるのであります。そしてその不適切な運営をした理事は何事もなかったように自分たちの責任ではないような顔をしています。
さて、話を戻してこのキャンペーンで会員はどれだけ増えたでしょうか?キャンペーン期間中に会員になると図書券がもらえたり下敷きがもらえたりします。こんなことに魅力を感じてどれだけの会員が増えたでしょうか?
これは疑問です。私の想像ですがキャンペーンをしても会員は減り続けているように思います。
HAMをやっていて、私はJARLの会員です。と胸を張っていえるでしょうか?今のJARLはほとんどその機能を発揮していません。会員としてのプライドはとうの昔になくなってしまいました。そんな会に高い会費を払って入会する人がどれほどいるでしょうか?
今、私は会員資格が消滅したらARRL (American Radio Relay league)に入会しようと思います。実は以前会員だったのですが会費切れになっています。この際、再入会をしようと考えています。
死ぬまでHAMをやっているかも知れない。そんな私にはそれなりの情報を持っていたいのは当然です。サービスの点ではARRLの方が遙かに優れています。もちろん日本人だからという差別はありません。むしろプライドを持って世界中の友達に”ARRLの会員です”といえるでしょう。
世界で1,2を競うHAMを擁する日本ではありますがその社会的地位は決して高くありません。しかし先輩HAMの活躍はすばらしいものであり、JARLも大きな力でした。私たちの時代に消滅させては物笑いの種です。
JARLはもうだめなんでしょうか?
いえ決してそんなことはありません。本当は私だってJARLが再建して誇りあるアマチュア無線の代表的組織であってほしいのです。
来年末には少なくともお荷物の会員(JARLはそう言っているように思える)約8000人がいなくなります。そうなれば会費を払ってくれるのは差し引き5〜6万人です。
会長はじめ現理事は総辞職し、新体制の小さな組織で見栄を張らずにリストラすれば日本の代表として充分機能を果たし、名誉あるJARLが生き残れると思います。
会員増強キャンペーンが機能を発揮し、私の予想に反し会員が増え、ロクでもないこと云うCVFはクビだと豪語するJARLになってくれば私も陰で喜ぶことが出来ます。
この記述はJARL会員だけでなく一般の方が読むことも意識して書いております。
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