屋根裏の換気
換気扇の温度制御で屋根裏部屋の環境改善。

ja1cvf  1011


屋根裏部屋に使用頻度の少ないものを置いています。
ところが換気が悪く夏場は灼熱地獄です。
温度制御して自動でON-OFFする換気扇をつけました。
チョット怪しい方法ですが風量も調整できます。

我が家の屋根裏にはすでに排気用の換気扇が付いています。
そのダクトに組み込むためチョットだけ工夫があります。

ダクト内の気流切り替えと換気扇の温度制御です。
不細工な裸電球がぶら下がっています(写真左下)。
暗い屋根裏の照明だけでなく、重要な働きをしています。

これを取り付けたのは11月。夏場は暑くて作業が困難です。
今準備して夏になったら温度設定など最終調整をします。

この換気扇工事をやった後で気がついたのですがもっと良い方法があったように思います。
その一例として窓の自動開閉を検討すればよかった?
実はこの屋根裏部屋には換気用の窓が設置されています。天候(雨天、強風)などを感知して換気窓を自動開閉できるようにすればより良い環境管理が出来たかと思っています。
しばらくこの換気扇を使いながら様子を見ます。
窓の開閉ですめば電力消費が少なくてすみます。

換気扇として住宅用換気扇は取り付け奥行きに多少不安がありましたので今回はコンピュータなどに使われる150mmのスケールファンを使用しました。
これは定格DC48VですからAC100Vを整流し2台直列で使用する予定でしたが風量を落とすため少し電圧(電流?)を下げて使用しています。
ジャンク品(見たところ新品同様)です、お値段も安いのが気に入りました。
このサイズで20cmの換気扇と同等の換気能力を得られると思います。

このボードに取り付けます。丸穴は145mm。ルータにセンター冶具を付け切り抜きます。

風向などを考えこのように取り付けます。

このボードを排気ダクトに取り付けます。ファンが停止中、同じダクトにつながる別の排気ファンが作動すると排気が逆流してしまいますのでダンパーをつけます。

ダンパーはスタイロフォームに紙を張ったモノです。
上部の角材は取り付けの補強とダンパーがボードに重量だけで密着するためのバランサの役目もしています。
開くときはファンの風圧で開きます。

この換気扇を使用するのは屋根裏が40度を超えるときだけです。そのためにサーミスタによる温度制御ユニットをつけました。
友人のja1hcfさんの作品です。

温度制御ユニットは5Vの電源が必要です。これはジャンクの携帯電話用電源(充電器)を使って制御基盤の裏に貼り付けました。
電源に付属するACプラグを外しリード線を直接出しています。

温度制御ユニットや配線の接続用には電気配線器具の露出配線ボックスを使用しました。

ボードの空きスペース(左下部)に取り付け配線します。
使用しないときのSWと電流調整用コネクタもつけます。

100V側と5V側の混触には十分注意してください。
無人ででも運転されますので不用意な配線は重大事故につながります。
左上のコネクタは本来電灯を天井から吊るす器具(*引っ掛けシーリング)です。
ファンの回路に直列に入っています。
ここに電球を接続し電流を制限します。結果的に電圧が下がります。
この電球は40〜100W(白熱球のみ)を使用しますがW数を大きくすればファンの回転は速くなります。つまりこの電球で風量を調節可能にしています。
*これは器具の正しい使い方ではありませんが指定のW数でない電球をつけても事故につながる危険はないと考え使っています。

上蓋取付金具をつけます。

ふたを閉め動作確認中。電球は40W・夏場の換気量を見ながら電球を選択します。
ファンの間に丸めた線がセンサーです。使用状況を見ながら最適位置を決めるため長めにしてあります。

ダクト接続箱の様子。後ろ側壁面に換気口があいています。

参考までに回路図を示します。
ダイオードの耐圧に要注意。FANに普通の換気扇を使えばダイオードは不要です。
小型リレーの場合耐圧と電流容量に要注意。
一般配線器具の使用も可能ですがDIYのお遊びとお考えください。

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