昔、さる測定器メーカが作っていました。今はあるかどうか???
中身はご覧の通りバリコンが入っているだけです。各端子を取り出し使いやすうようにつないだだけです。
作ろうと思ったキッカケは!
コイルを巻いたりすると所定のインダクタンスが得られたか気になります。適当なコンデンサを使ってディップメータで測定する方法もあります。
もちろんLメータやQメータを使えばより正確に知ることが出来ます。
運良く私の所にはスイーパとスペアナがあります。
同期が取れるトラッキングゼネレータではありませんが時間軸の調整でフィルタや共振回路の状態を簡単に見ることが出来ます。
そんな実験をするときにコンデンサの容量を可変出来るとさらに実験の範囲が広がります。
スイーパとスペアナでチョークコイルのテストをするときにも役立つ場合があります。
いろんなことを考えてるうちにだんだん複雑になってチョット行き過ぎの箱になりました。
本当は
トロイダルコアなどを使ったコイルの様子を知りたかったのです。
コアを使うといろいろ面白いことが出来ますがコアの素性が判らないととんでもないことになります。
私たちが入手できるコアで素性が判るのはアミドンのコアくらいです。
しかしジャンク屋さんには得体の知れない安いコアがたくさんあります。それを何とか使ってみたいと云うケチな根性があったのです。
でも落とし穴がありました。
買ってみて、テストして”使える”と判断してまたそれを買いに行くと、もう無かったり、電車賃が新品買うより高く付いたりします。
使えなければジャンク箱に投げ入れられます。
買うときに使えるかどうか判断できないとジャンク屋の価値はないのです。
つまりコアの素性を測定する前にコアの顔を見ただけで判断できないとダメなんです。
この箱を作ったために沢山コアを買いました。結果は素直にアミドンのコアを買えば良かった!
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