水槽の冷房

ja1cvf   0508


水槽の上の小さな四角い物体!・・・蒸発熱式水槽冷却装置です。

おやっ!何が居るのかな。

チョット寂しい我が家の水槽です。
ガラスに付いているのは20匹ほどのタニシ、底の小砂利のあたりには20匹ほどのドジョウがいます。

昨年まで居た金魚は去年の夏の暑さに耐えられず他界しました。

失敗したペルチェ式冷房装置(厄介な温度制御が必要です)

水槽の冷房を考えた時すぐ閃いたのはペルチェ素子を使った冷却です。
40mm角のペルチェで試してみました。高温側にブロアを付け3A程度の電流を流すと低温側はすぐに霜が付くほど冷えてきます。 水槽の冷房には充分です。
早速さもSWを使って温度制御をして完成!と思いました。

ところが規定の温度でSWがOFFになったとたん低温側も、ものすごく熱くなっています。 高温側の熱がそのまま低温側に通り抜けるのです。
と云うことはon-off制御ではダメなのです。
【絶対ダメではありませんが冷却に余分なエネルギが必要です。】
気分良く動作させるには電流制御をしてOFFにしないことです。そして高温側はブロアで常に放熱しなければなりません。 ペルチェの効率を考えると電力消費も結構なモノです。

大成功の蒸発熱式冷却

なにもしないと水温は室温より高くなってしまいます。
扇風機では室温より下げることは出来ないでしょうか?

水槽の上のフィルタのところはに汲み上げられた水が滝のように流れてます。蓋の裏には水滴がびっしり付いてます。
此処に風を送れば少なくとも室温までは下がる!  ・・・まてよ! 小さな水滴が流れてると云うことは、空気との接触面積が大きいから送風による蒸発熱が期待できるかも。

蓋に穴を開け小さなブロアを付け送風開始。
蓋には具合良く、排気用?の穴もあります。
其処に紙をかざすと軟らかくなってきます。そうです、湿度の高い空気が押し出されているのです。 手持ち品なので制作費は0円です。消費電力も僅か。水温は必要以上に下がりませんから不要の時はプラグを抜くだけです。

結果は大成功です。
約一ヶ月の試運転、本格的な暑さがやってきました。今日は室温が34度位有りますが水温は28度です。
金魚屋さんを覗いたら水槽用扇風機というのがありました。大発明だと思ったのですが!

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