オシレータ・コントローラ
PCを使ったソフトオシレータを使いやすく!

ja1cvf  0903


オーディオ機器の調整やラジオの修理など
簡単な音源が欲しいことがあります。
そんなとき役立つ、パソコンを利用したオーディオオシレータですが
そのまま使うのではチョット使いにくい。
あり合わせの部品でコントローラを作りました。

自作機器の調整などにオーディオオシレータが欲しい時パソコンを音源とするソフトがnet上に色々あります。
音質はともかくマウスで操作するのが何とも使いにくいのです。
そんなパソコン・オーディオオシレータを使いやすくするコントローラを作ってみました。

いろいろな機能を持たせることは「簡単音源」として逆行するモノで高機能を望むならキチッとしたオシレータを使うべきです。
レベルコントロールと出力電圧を確認できる簡単なモノにしました。

部品はすべて手持ちのジャンク。ケースの余分な穴は愛嬌です。

基本的な機能は。
入力端子に信号を入れその出力レベルを可変抵抗により調整でき、簡易メータにより確認できます。

マウス操作の不便なところを解消しただけで基本機能はすべてソフトウエアに依存しています。今回は左側しか使っていません。
工作としては単純なモノですが「チョット音源が欲しい」「そんなとき役に立ちます。正確な測定には向きません。

【校正】ソフトオシレータ等のの信号を入れoutのテスタ(AC電圧計)が1Vに成るようPCの出力及び入力側VR(外部にツマミを出します)を調整します。次にメータ側のVRをフルスケールになるようにします。
入力VRを絞りテスタと比較しながらメータに印を付けます。
*メータの種類、ダイオードの種類によりメータの直線性に影響があります。この例ではゲルマニュウムダイオード・ブリッジ接続を使っています。

この音源として使ったソフトは色々ありますが下記のモノを試して見ました。
「今のところ名称未定な実験室」
 このサイトにある「ソフトウエアオシレータ」
PRINCIPLE X502/サウンドサイエンス(株)」
このサイトにある「オシレータ」
その他にも同様のソフトがあります。ソフトのご利用に当たっては各サイトの許諾条件に従って下さい。私はこれに関して一切関知しません。

ラジケータのスケールを書き換えています。
フルスケールAC1Vです。(精度は良くありません)

中は簡単!
出力の可変抵抗とメータ用整流器などです。

アナログメータは使い勝手がよい反面都合の良いモノは入手困難な状態です。

ジャンクのメータを活用して使うためには二つのハードルがあります。

その一 メータの感度。
これは高感度のメータが有れば分流器、倍率器を作ルことでどんなメータも対応できます。
今回は安いラジケータと呼ばれるモノをAC電圧計(フルスケール1V)にします。
1.メータの素性を調べます。ラジケータはDC250μAの電流計で内部抵抗は600Ω程でした。これはテスタを高抵抗レンジ(電流が少ない)にして測定します。そのため細かい数値は確認できませんがだいたい判ればOKです。作るのがDC電圧計なら4kΩでちょうど良いことになります。(1/4000=0.00025)
倍率器の抵抗は4000-600=3400Ωとなります。しかし交流の場合は整流器の内部抵抗が加算されますのでなかなか計算通りには行きません。特に今回のような電圧が低い場合は要注意です。それとちょうど良い抵抗が手に入らないことがあります。アマチュア的ですが1kΩの可変抵抗で済ませます。

その二 スケールの書き換え。
メータの構造をよく考えカバーとメータパネルを外します。ラジケータの場合ほとんどが接着です。
ラジケータやACメータはリニアな変化をしませんので実際に動作させ針の振れ具合を仮測定しフルスケールで合わせておきます。
外したパネルと同じ大きさのパネルを作ります。パソコンの描画機能を使うと簡単にできます。
書き入れるメモリは後回しです。振れが予想される位置に数字だけ書き入れます。
出来上がったパネルをメータに仮留し実際に動作させ指示線を入れます。再度外して綺麗に線を引けば完成です。
メータパネルはハガキ程度の厚紙でよく指示線の書き込みも鉛筆で充分です。

作業中指針を曲げないように注意すれば難しい作業ではありません。

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