イボイボのペン立て
しまい忘れていた木っ端でチョットしたお遊びです。

   ja1cvf   0705

植木屋さんから貰った
名前も解らない切り枝ですが
皮を剥いてみると
イボイボが楽しい銘木(迷木?)でした

 

友人(植木屋さん)の家に遊びに行ったとき庭先に無造作に置かれていた切り枝の廃材。その中にひときわ癖の悪いイボイボの丸太が目に付きました。これ何かに使えそう!「これ欲しいんだけど」とオネダリしていただいてきました。
何する目的があったわけでもなかったので実はそのまま放置されていたのですが皮を剥いてみたらビックリ!樹種は解りませんが外からは見えない小さなイボもたくさん付いた何とも面白い材です。
1年近く放置していたにもかかわらず比較的楽に皮を剥くことが出来ました。(樹皮は生木のうちに剥くのが楽なようです)

 

ワイルドな材ですから細かい計算もせず適当な大きさに切り取ります。
皮を綺麗に剥くには生木のうちに剥くのがよいのですが私みたいに放りだしておいたモノは剥きにくいです。少し水につけ剥ぎ取りました。

鉛筆立てとしてのおおよその寸法を考え穴開け位置を決めます。

鉛筆を立てる穴はろくろで大きい穴を開けるのが普通ですが今回は6個の小穴を開けてみました。

エンドミルやドリルを駆使して角穴、丸穴を開けます。
このような不定形の材を加工するときは材の固定が重要です。万力や押さえ板をを使ってしっかり固定しましょう。押さえ治具には厚紙などの当てモノも忘れずに!

仕上げはニスを塗りワックスで磨き上げました。
ニスが染みこむと色が随分変わります。変色を好まないときはワックスだけでも良いでしょう。
最近は変色しないニスと云うのも有るようです。

 

cvf流 油性ウレタンニス の塗り方

ニスは薄めで二回以上塗りましょう・木部をサンドペーパでツルツルに磨いてもニスを塗ると何となくザラザラします。一回目はシンナー(ラッカー薄め液)で倍量程度かもっと薄くして塗ります。塗ると云うより染みこませる感じです。
極薄ニスは のほほんさん もホームページに書いています。塗り方は微妙に違います。
http://www10.ocn.ne.jp/~kouzou/index.html
http://www10.ocn.ne.jp/~kouzou/page47.html

極薄の下塗りは充分乾かしましょう。
良く乾燥させたらザラザラになった表面を軽くペーパを掛けます。丁寧にやるときはもう一度塗りましょう。
仕上げは前回より少し濃いめで塗ります。乾燥が悪いと最初の塗りが溶け出します。しっかり乾燥させること、ペーパ掛けをきちっとやることが仕上げ塗りに大きく影響します。ここまでの作業は修正が簡単ですから気に入らなければ何回でもやり直しできます。
重ね塗りしたときは吸い込みが少なくなりますから刷毛目が目立つかもしれませんが気にせず一気に塗り上げましょう。時間を掛けると下地が溶けてきます。刷毛目は乾燥とともに目立たなくなり、ザラ付きもなくなります。
*刷毛の抜け毛はすぐに取ります。後では傷が残ります。
大きいモノ、時間が掛かるモノほど薄めにして塗り回数を多く塗る方が良いでしょう。
私はさらに水性ワックスを塗っています。水性ワックスも薄めて塗る方が仕上がりが良いようです。これも必要により二度塗りします。
ワックス掛けは必須ではありませんが後の手入れが楽なように思います。特に屋外で使用するモノほど効果がはっきり現れます。
また場合によってはワックスだけ(ニスを省略)あるいはワックスだけで仕上げることもあります。

 

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