LED・常夜灯
市販の常夜灯はチョット明るすぎます。

ja1cvf  0512


消費電力が少ないLED常夜灯です。 これはマネッコ工房の作品です。

ローカのコンセントに挿して使います。
消費電力が小さい(約0.3W)のでSWは付けていません。


取り付けは簡単です。ローカのコンセントに挿すだけです。


LED2個をACプラグに組み込んであります。

ホームセンタで常夜灯を買おうといろいろ見たのですがどれも明るすぎます。
HAMフェアでACプラグにLEDを組み込んだのを見掛けたのを思い出しました。

それは抵抗で電流制限をしただけの簡単なモノでした。 LEDの消費電力は小さいですが抵抗の消費電力が意外に大きいんじゃあないかな?そんな疑問を感じながら忘れかけていました。
そうだコンデンサを使えば良いんです。電流制限にコンデンサのリアクタンスを使えば消費電力は有りません。

と云うわけで完成したのがこれです。
ACプラグのコードを出すところにLEDを付けています。
ACプラグにはこの作品のようにコードの向きが下向きだけでなく自由に変えられるモノもあります。
ACプラグの中は本来の目的のコード押さえなどがあり意外に狭いモノです。部品選定に十分ご注意下さい。

回路はこんなに簡単です。 しかし電圧が高いですから使用する部品にはそれなりの注意が必要です。
LEDには10〜20mAの電流を流すコトを考えます。
抵抗だけでも電流制限は可能です。その場合5kΩ/2W以上の抵抗が必要です。 LEDの消費電力約0.07Wに比べとても大きいことが気になります。以前見たモノは抵抗で済ませていました。
LEDを使用する目的の一つに消費電力削減もあると思います。そこで登場するのがコンデンサです。 0.47μF(474)のコンデンサのリアクタンス(交流的抵抗要素)は50Hzで約7kΩですからちょうど良さそうです。 これでLEDには15mA程度の電流が流れます。最初は抵抗を入れずにテストしました。 その時、スライドトランス(電圧可変トランス)を使っていたため何事もなく動作した。 早速コンセントに差し込んでみました。ジャ〜ン・一瞬光って壊れました。 そうですスライドトランスの時は電圧を徐々に上げていましたので問題なかったのですが コンセントに直接挿した時は接続された時大きな過渡電流が流れLEDが壊れたのです。
その過渡電流を抑制するために1kΩの抵抗を入れました。この抵抗の消費電力は約0.23WでLEDより遙かに大きいのです。 本来はもう少し大きな抵抗を使いたいのですが目をつぶっています。

*LEDは1個ではダメですか? はい1個では逆方向の電圧で壊れます。 どうしても一個で済ませたい時は普通のダイオードでも良いですから入れてください。
*コンデンサは0.47μF(474)ならどんなモノでも良いですか?耐圧が250V以上のモノを使ってください。 最近はほとんど50V程度です。購入する時必ず確認しましょう。
*明るさの調整は抵抗で出来ますか?抵抗でも出来ますが損失が多くなるときは抵抗値だけでなく容量(W数の大きいモノが必要です。 それよりはコンデンサを変更した方がよいでしょう。0.1μF(104)にすると3mA程度(50Hzの場合)になります。
*保護抵抗の容量はどのくらい必要ですか?試作例では1/2W位が適当です。ちなみに抵抗に掛かる電圧は15V程度です。
*此処で示した数値は概算で計算してテスタによる実測値を書いています。 交流回路では位相のズレや波形の乱れが有ると単純にオームの法則では計算できません。 ちなみにコンデンサの両端では98V、LEDが3.5V、抵抗が15Vで全部合計すると100Vを越えますが間違いではありません。

*マネッコ工房* 自分のアイディアではなく巷で見つけたアイディアを一部応用して作り上げた製品に
“マネッコ工房”の冠称を付けています。

 

☆DIY作品集【Quick Menu】 はこちら!

《ホームページ・表紙へ戻る》