虫や花などを写真に撮る時マクロレンズなどで接写しますがどうしても焦点深度が浅くなります。
これは一般的にやむを得ないことなんですが超接写などをすると小さい虫の顔にピントが合っていてもお尻の方は合わないと云うことがおこります。
そういう場面での撮影に適したレンズは・・・
それを考え作ってしまったのが写真家の栗林慧さんです。
栗林さんの写真はホントに虫が生き生きしています。
虫の目レンズとは虫の世界を見るレンズではなく虫が見る景色を想像するためのレンズといえます。
最近はこの虫の目レンズも市販品があります。でもお値段が・・・私のお小遣いではとても手が出ません。
いろいろ調べてみますと私にも作れそう。
短焦点の凸レンズと拡大用のレンズがあれば出来るらしい。
深く考えずに・深く考えても希望の焦点を持つレンズや希望のサイズのレンズを手に入れるのは不可能に近いので・ジャンク箱から頃合いのレンズを探し出しとりあえず作ってみました。
大きいレンズはビディオカメラ用のレンズです。小さい方はなんかのはずし品で焦点距離は20mm程度です。もっと短い方が焦点深度は深くなるようです。
これをカメラの取り付け大小レンズの間隔を調整すればOKなのですが。
今回は手抜きで紙筒を作って固定しました。
短焦点のレンズはどうしても口径が小さいですから周囲にケラレが出るのは我慢します。
オートで撮したところ肝心の中央部にピントが合いません。これは鏡筒の長さを間違えたのか・・・テストではうまく行ったのですが。
それでも明らかに焦点深度は深くなっています。
今回は失敗作と云うことで紹介させて頂きます
カメラのマクロレンズで映したのが3枚目の画像です。ハネの一部、顔のあたりにはピントが合ってますけどその前後はぼけてしまいます。
動くモノはシャッタの半押しで合わせてもすぐ動いてしまい100発100中で外れてしまいます。 |