校正が簡単な照度計 ☆作るのがめんどうな人はテスタで照度計が作れます。 ja1cvf 0804 |
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光量・明るさを測るモノとして、
身近なところではカメラの露出計がありますが最近はカメラが進化して露出計なんかほとんど見かけなくなりました。
(と云うことは身近ではない?)
照度計を作るには一般的に光電素子と呼ばれる光量を電気量に換えるセンサが必要です。
しかし、作り始めて気がついたことは 光:電流 が、リニアではなく目盛りを付ける付ける段になって困ってしまいました。
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絶対値を測れるモノを作ろう!
都合の良いセンサを見つけました。 S7565・フォトICダイオード(浜松ホトニクス株)
使用回路例はカタログからコピーしたモノですが私の実験では負荷抵抗として100μAの電流計+分流器を使用しています。
バイアス電源としては3V〜12Vであれば良いのですが9Vの006pを使用しました。 早速このセンサを使って簡易照度計を作ってみることにします。 |
回路は簡単です。
電池は単3-2本でも良いのですが006pにして取り外し可能にしてあります。 一応測定器ですから校正が必要です。
最初の調整で1万lxまで測定測定できることになりましたが【照度と明るさの目安】の表を見ますと10万lxまでの必要性を感じます。
実際に屋外では10万lxでも頻繁に振り切れます。
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フィルタの問題点 カメラに使う露出計を参考に調べてみました。 -----------***---------- 照度と明るさの目安
*校正に曇りの日を選んだ理由 |
【メータをテスタ(アナログ)で代用できないか?】
カタログにあった使用回路例はテスタを抵抗計にしたときと同じように見えませんか?
テスタは電池とメータを組み合わせて抵抗計として使っています。私の目には全く同じに見えましたので実験してみました。
結果を先に云うと目安程度なら使用可能です。 残念ながらこの様なテスタはあまりないかもしれません。 |
テスタに右図のような接続アダプタを作って見ました。 |
LI目盛 テスタを抵抗レンジにしたときその回路に流れてる電流を表示するメモリです。 残念ながらすべてのテスタにこのメモリがあるわけではありません。 テスタにLI目盛りがないときはどうしましょう。これを知るためには抵抗計の目盛中央の値に注目します。 私が使ったテスタは1.5Vの電池で抵抗目盛の中央は20となっておりX100レンジでは2kΩです。 この中央の目盛がこのレンジの内部抵抗を示しています。 フルスケールの電流は内部抵抗と電池で決まります。電流が半分になると云うことは内部抵抗と同じ値の抵抗が接続されたことになります。 このことから中央の電流は1.5V÷(2k+2k)=375μA(フルスケールの半分)です。 指針が2kを示すと云うことは測定端子に2kの抵抗が接続されたことになりますから2k+2kとして計算します。 測定端子が0Ωならフルスケールになり750μAです。 |
【こんなモノ見つけました】
NJL7502L 2ヶ ¥100
実はこの照度計を作るまでいろいろな光電素子を探していたのです。 そして販売店も同じだったのでチョットショックでした。購入先は秋月電子通商。ここでいつまで販売してるかは?マークです。 |